世界的大ヒット映画『ジュラシック・ワールド』(2015年公開)の続編、映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が7月13日(金)ついに日本公開となる。


 前作で崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」の場所であるイスラ・ヌブラル島に火山の大噴火の兆候が表れ、人間たちは恐竜の生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救出するか、決断を迫られていた。恐竜行動学のエキスパートのオーウェンは、テーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始する。


 前作に続き主人公オーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードが公開を前に来日。見どころや撮影裏話について語った。


大迫力のアクションシーンは、現場でも超絶ハード

――今作は、前作を上回るほどアクションシーンが迫力満点でした。水中シーンや、長距離の全力ダッシュ、また、恐竜とじかに触れるシーンもありました。一番大変だったアクションシーンはどこですか?


クリス・プラット(以下クリス):それぞれのシーンごとに違う苦労やチャレンジがありました。水中のシーンで、“ジャイロスフィア”(球状の乗り物)から救出するために水中に飛び込むシーンは過酷でしたね。監督こだわりのシーンで、どうしても閉じ込められたクレアたちの視点から撮るということで、ジャイロスフィアの中にカメラを設置して撮影したんです。中のカメラの視点に自分も合わせて水中を動かないといけないのがけっこう難しかったです。


――溺れそうで、観ていてヒヤヒヤしました!


クリス:あと、やたらめったら走らされました(笑)。なぜか下り坂が多くて、たいがい僕も歳を取ってきているので膝がガクガクで、かなりきつかった!正直、これは楽だったなというシーンのほうが少なかったです。


ブライス・ダラス・ハワード(以下ブライス):まったくその通り、クリスの言う通りよ!彼も言ったように、すべてのアクションシーンがチャレンジングでした。観客が観ていてワクワクするシーンにするためには、簡単にやってのけているように思わせてはいけないので、そのためには、現場がそれだけ大変であればいいのです。野心的なスタントアクションシーンほど記憶に残るものですから。

ジャイロスフィアのシーンも、屋上のシーンも、とてもハードだったけど、それだけ演じているこちらも報われるシーンになったので、楽しくもあるんですよ。私はスタントの日が一番好きだったの。なぜなら、全力で臨まないといけなかったから。適当には流せないから。


恐竜と、言語を超えたピュアな関係に

(C)Universal Pictures Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc.and Legendary Pictures Productions, LLC.


――今回は、前作よりもダークな要素がからみストーリーが展開していきました。そんな中、オーウェンが心を通わせてきた恐竜の“ブルー”は、オーウェンに対してひたむきで、まるで日本の忠犬ハチ公のようで胸を打たれました。


ブライス:ハチ公?あぁ!あの渋谷駅にある像ね!ハチ公で思ったのですが、人間と動物の関係の純粋さというのは、“同じ言語を話さない”からこそだと思うのです。言語を超えて相手を理解できるし、心を通じ合わせることができる。ブルーとオーウェンの関係は、だからこそ他のどの関係性をも超越している。複雑さがまったくなくて、父と娘の関係のような純粋さを持っていると思うのです。

私たちも他人や、ペット、動物に対して(お互いを理解しようと)模索しているのではないかしら。ブルーとオーウェンのような関係は、どの人にも持てる可能性があるのではないかと思います。


クリス:ブルーとオーウェンの関係に心を動かされたと聞いて、演じたかいがあり、嬉しいです。その部分は、観客が共感できなかったらそれでアウトというぐらい、かなり重要な部分だったと思います。さらに言えば、前作を観てこそ共感できるところがあると思うので、前作を観ている人、観ていない人で捉え方が変わると思うのです。

オーウェンとブルーの関係は、さきほどのハチ公ではないですが犬と人間のような忠実で純粋な関係だと思います。オーウェンが、ブルーの幼い頃の映像を見て、我にかえって助けに行くというシーンがあります。映像の中で、オーウェンが弱ったところを見せるとブルーは鼻をすり寄せてくるのですね。肉食のネコ科の動物は、ライオンやトラのように隙を見せると襲い掛かってくるという本能がありますが、ブルーは襲ってこなかった。そういった意味でも、恐竜が忠実な相棒になる可能性を秘めているということを示しているのです。同時に、オーウェンは、その飼育の目的が武器として開発だということを知っていて、内面では非常に複雑でした。


クリス「ブライスはこう見えて恐竜並みの鋭い爪を隠し持っている」

――クリスさんとブライスさんはどちらも劇中、とてもタフでした。実際に映画のような危機的な状況に陥ったときに、お二人のうちどちらが生き抜きそうでしょうか?


ブライス:おお!そういう状況がもし起こるなら、私は絶対にクリスの家に行きます。クリスはどんな大変で恐ろしい状況が起ころうとも大丈夫、準備万端なのです。彼は攻撃してはいけない人なのよ(笑)。何があっても自分や周りの家族や大切な人を、絶対に守る。恐怖や自分自身にも打ち勝つタフガイよ。ぜったいに守ってくれると思います。


クリス:ブライスの言う通り。僕に襲いかかろうなんてしちゃいけないよ!かかってくるのは大間違い。なぜかというと僕にはブライスがいるから。彼女は僕にとって忠犬ハチ公のような存在なんだ。自分に何かが襲いかかってきたり傷つけようものなら、ブライスが黙っちゃいない。


ブライス:私がやっつけるわよ!殺すわよ!(笑)


クリス:ブライスはこう見えて恐竜並みの鋭い爪を隠し持っているんです。いざとなったらその爪がシャキーンと出てくる。ブライスを怒らせないことが大事です。気を付けてください!(笑)

写真:奥野和彦 

(C)Universal Pictures


製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、コリン・トレボロウ

監督:J・A・バヨナ

キャスト:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、B・D・ウォン、ジェームズ・クロムウェル、テッド・レヴィン、ジャスティス・スミス、ジェラルディン・チャップリン、ダニエラ・ピネダ、トビー・ジョーンズ、レイフ・スポール、ジェフ・ゴールドブラム 


映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は7月13日(金)より全国ロードショー!