近頃、雑誌グラビアや写真集において、ひそかに勢いを見せているのが、モーニング娘。’18らが所属する女性アイドル集団・ハロー!プロジェクトだという。女性アイドル事情に明るい芸能ライターが明かす。

「今年はハロプロ誕生20周年ということもあり、現役メンバーたちのメディア露出を増やしているようです」

 ここ1カ月でハロプロメンバーが表紙を飾った漫画誌はというと、モーニング娘。’18・牧野真莉愛の「週刊少年チャンピオン」2018年30号(6/21発売、秋田書店)、Juice=Juice・植村あかりの「週刊ヤングマガジン」2018年31号(7/2発売、講談社)、そして、牧野と植村、こぶしファクトリー・井上玲音の3人で登場した「週刊少年サンデー」2018年32号(7/4発売、小学館)の3誌だ。

「本来はグラビアがメインではないハロプロメンバーが、立て続けに漫画誌の表紙グラビアを飾るのは異例。しかも、すべてにおいて水着グラビアをやっているというのも、気合が入っている証拠でしょう」(前出・芸能ライター)

 さらに、ハロプロ勢は、雑誌グラビアだけでなく写真集も好調だ。“アイドル写真集の聖地”とも呼ばれる書泉ブックタワー・書泉グランデを含む書泉グループの6月女性タレント写真集売上ランキングでは、1位が横山玲奈(モーニング娘。’18)『THIS IS REINA』(ワニブックス)、2位が金澤朋子(Juice=Juice)『tomorrow』(オデッセー出版)、3位が梁川奈々美(Juice=Juice/カントリー・ガールズ)『Yanaming』(同)と、まさかのハロプロ勢がトップ3を独占しているのだ。

「ハロプロメンバーは、書泉グループで写真集発売記念の握手会を開催しているため、特に売り上げが大きいという事情はありますが、それでも上位を独占するのは人気の証しでしょう。そもそもメンバーがソロで写真集を出せるという時点で、グラビア展開に積極的だということでもあります」(出版関係者)

 また、ハロプロの写真集は、一般の写真集とは異なる形で発売されるケースも多いという。

「ハロプロが所属するアップフロントグループには、自社内に『オデッセー出版』という出版社があります。ここから出される写真集は基本的に一般の書店流通には乗らず、ネット通販やハロプロのオフィシャルショップ、書泉グループやタワーレコードの一部店舗など、限られた場所でしか買うことができません。最近は、このオデッセー出版から出される写真集が増えているのです」(同)

 手に入る場所が少ない写真集を出すことには、どういう狙いがあるのだろうか?

「販売経路が限定されているので発行部数も少ないのですが、コアなファンは確実に購入してくれる。事務所としてはある程度の売り上げが見込めるので、最低限の部数を刷って無駄なくファンサービスができるということです。さらにこういう形で写真集を出して売り上げが良かったら、今度は一般書店流通を使って写真集を売り出すこともできる。たとえば、モー娘。・牧野などは1冊目の写真集はオデッセー出版からでしたが、2冊目以降はワニブックスからの発売となっています。オデッセー出版でトライアルをした結果、『牧野はグラビアでいける』と判断し、メジャー流通に切り替えたということなのでしょう」(同)

 限定的な写真集戦略が功を奏しているといえる現在のハロプロ。8月25日には牧野の4冊目となる写真集『Summer Days』がワニブックスから発売される。

「これまでのハロプロの写真集はメイキングDVD付きで3,000円くらいという価格設定が基本だったのですが、牧野の『Summer Days』はDVD付き限定版が2,800円で、通常版はDVDなしで2,000円となっています。写真集で2,000円以下という価格設定は、AKB48グループや坂道シリーズの写真集と同じ価格帯。価格を抑えることで彼女たちが写真集をヒットさせたように、ハロプロもまた写真集でのヒットを狙っているのかもしれません。いわば、次なる勝負に出ているということですね」(同)

 ハロプロから、新たなグラビアクイーンが続々と登場することとなりそうだ。

「週刊少年チャンピオン2018年30号」(秋田書店)