説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『ときどきメモやカレンダーの同期がうまく行かないことがあります!?』という質問に答えます。

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iPhoneに蓄えた「メモ」や「カレンダー」のデータが、思うように他のパソコンやiPhone/iPadと同期できない……思い当たる節がないと驚きますよね。原因はいくつか考えられますが、「メモ」や「カレンダー」といったアプリに含まれる不具合よりも、通信回線に関する問題やiCloud側のトラブルのほうが発生しがちです。

iCloudは、Appleが運営するクラウドサービスの総称で、たくさんのサーバやネットワーク、その上で動作するたくさんのプログラムにより構成される抽象的な存在です。「メモ」にしても「カレンダー」にしてもその一部であり、ストレージやネットワークなどハードウェアの異常による物理的トラブル、予期しないプログラムの動作など論理的トラブルの両方に影響を受けます。

つまり、同期がうまくいかないなどiCloudに関するトラブルは、手もとのiPhoneというよりiCloudに生じた問題が原因ということが多く、いちエンドユーザとしては避けようがありません。同期処理はiCloudが正常に稼働していることが前提となるため、iCloudの復旧を待つことになります。

とはいえ、エンドユーザはまったく蚊帳の外かというと、そうではありません。Appleが公開している「システム状況」ページは、iCloudに含まれる各種機能/サービスの状況をリアルタイムに知ることができます。最近起きたトラブルについては、「解決済みの問題」として問題の概要とその発生/終了時刻まで公開されていますから、同期に失敗した原因がわからずモヤモヤという事態を避けられます。iCloudが関係するサービスで何かおかしいと感じた場合には、システム状況のページにアクセスしてみましょう。
(海上忍)

画像提供:マイナビニュース