倉科カナが主演し、劇作家で俳優の宅間孝行がメガホンをとった感動作「あいあい傘」のポスタービジュアルが初披露され、あわせて10月26日から全国公開されることが発表された。ビジュアルは「家族の結びつき」という花言葉を持つ紫陽花(あじさい)に囲まれ、2本の傘をさす"家族"の姿を温かく写し出している。

2012年をもって解散した劇団「東京セレソンデラックス」が2007年に上演した舞台を映画化。主催の宅間がサタケミキオ名義で作・演出を手がけた同舞台は、25年前に生き別れた父と娘が再会する姿を通して、家族の絆と愛を描いた。映画版の公開と同タイミングで、宅間が作・演出を担う舞台の再演も決定している。

恋園神社のある小さな田舎町。年に一度の祭りが近づいたある日、さつき(倉科)は25年前に姿を消した父・六郎(立川談春)を探しにこの町へやって来た。宿への道中、偶然にも六郎を知るテキ屋の清太郎(市原隼人)と出会い、「祭りの取材をしたい」と嘘をつき案内してもらうことに。散策しながら、次第に明らかになる現在の父の生活……。さつきは意を決して、父の新しい家族、つまり妻の玉枝(原田知世)と、彼女のひとり娘(入山杏奈)に会いに向かう。

タイトルの「あいあい傘」には、「親子や夫婦が人生をともに歩んでいくということは、楽しいことだけではない。困難に出合ってもお互いを思い合い、気づかい合いながら、一歩一歩肩寄せ合ってひとつの傘で歩くようなもの」という思いが込められている。「思い出すのは、遠くはなれた家族のこと」というコピーが添えられたビジュアルは、ぎこちなくも懸命に、大切な絆を育む5人のドラマを予感させる。

また、舞台版(10月5日から東京・サンシャイン劇場ほかで上演)のポスタービジュアルもお披露目された。映画「あいあい傘」は、東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

25年前に生き別れた父と娘の絆描く