プール熱という病気がありますが、いったいどんな病気なのでしょう。今回の相談者は1カ月の赤ちゃんのママです。4カ月になったら親子でスイミングに行こうと思っていましたが、プール熱が流行っていると聞き、ためらっているといいます。プール熱について専門家に聞いてみました。



ママからの相談:「プール熱の具体的な症状は?」


よくプール熱という言葉を耳にしますが、具体的な症状がわかりません。生後1カ月の子どもがいますが、4カ月になったら一緒にスイミングスクールに行こうと考えています。最近プール熱が流行っている、と聞きましたが、プール熱の流行は一時的なもので、すぐに下火になるのでしょうか。またプールを介して感染するのでしょうか。プールに通わせることに不安を感じていますが、先延ばしにしたほうがよいですか。(30代・女性)




夏場に多いため「プール熱」。プールに行かなければ感染しないわけじゃない

正式な病名は、「咽頭結膜熱」です。プール熱の名前の由来は夏場に多いためです。家族の1人が感染すると、タオルなどを介して他の人にも感染するので、注意が必要です。




『プール熱にかかると、39度前後の高熱・咽頭痛・頭痛・食欲不振・全身倦怠感・結膜炎・流涙・眼脂などの症状が現れます。アデノウイルスに感染したもので、プールを介して感染するのではなく、プールが行なわれる夏場に多いためにプール熱と呼ばれ、タオルなどを介して感染が広がります。現在1カ月であれば4カ月の頃には流行もさすがに治まっているので、やめる必要はないと思いますよ。(循環器内科看護師)』





『流行時期は6月頃からで、7~8月頃にピークとなり、10月頃までが流行シーズンです。活発なのはこの時期ですが、一年を通して感染のリスクはあります。プールを介しても感染しますが、咳などでの飛沫感染や、タオルの使い回しの接触感染などもあります。プールに通う時期を遅らせてもかかる可能性はあるので、時期を遅らせるかどうかは家族で話し合いましょう。(看護師)』




急な高熱で始まって咽頭炎と結膜炎に。うがいと手洗いをしっかりと

プール熱にかかると高熱を出し、咽頭炎や結膜炎などの症状が現れます。うがいや手洗いなどをきちんと行ないましょう。




『プール熱は、5~7日の潜伏期間の後、急な高熱で始まり、その後咽頭炎と結膜炎があらわれます。発熱は39~40℃くらいで、5日程度続きます。のどが真っ赤になり、痛みが強いことが多く、5日程度続くことが多いです。目にも痛みやかゆみが出現し、目やにが出たり、涙が止まらなくなったりもします。目の症状は一般的には片方からはじまりますが、多くの場合はもう一方にも広がります。また頭痛や吐き気、腹痛や下痢を伴うことがあります。(看護師)』





『感染症について心配される気持ちは大変よくわかります。常日頃からうがい・手洗いをしっかりと行いましょう。またウイルスや菌の種類によっては、アルコール消毒がきかないものもあるので、日々の習慣として、しっかりと対処することをおすすめします。(循環器内科看護師)』




プールの季節に流行るからプール熱というのですね。プール以外でもタオルや咳の飛沫などから感染します。流行る時期には、うがいや手洗いなどの対策をきちんと行いましょう。



よく聞くけどプール熱って?プールでうつるわけじゃない?