タイサッカーチーム少年らが洞窟に閉じ込められていた事故は、10日に13人全員の脱出が確認された。少年らの命が救われたことは幸いだったが、この期間中に日本では、西日本被害が発生し、被害者は100人以上、被災者は数万人に達している。なぜ内の重大災害ニュースを押しのけてまで、日本テレビ局タイ少年のことを報じ続けたのか?

 少年らが洞窟に閉じ込められたのは6月23日のこと。それ以来、テレビや新聞などでこのニュースが大きく報じられたが、これを疑問視するも少なくなかった。それを明するのが、カンニング竹山ツイートへの反応だ。山が7月8日、「西日本であれだけ甚大な被害が起こっているのに報道特番ではないんだ。。。」と、メディア報道姿勢について批判すると、

「助かったタイ少年たちのニュースよりも、すでに100単位で犠牲のニュースの方が重要」

「本当にそう思いました 昨日ニュースでもトップニュースタイ洞窟ニュース

ビビットタイ洞窟報道が1番だった時は衝撃でした…2日も連続で… 内でこんなにひどい災害が起こっているのに…」

 などと賛同のが殺到。同じ疑問を抱えていた人は少なくなかったようだ。テレビ関係者がる。

テレビ局がこれだけ大きく時間を割いたのは、やはり数字が取れるということに尽きます。その背景にあるのは2010年チリで起きた鉱山落盤事故での成功体験でしょう。チリの事故では、連日のように救出の様子を報じたワイショーの視聴率が軒並み上昇し、救出後にはNHKが『NHKスペシャル』でこの件を取り上げて、高視聴率を獲得しましたし、テレビ朝日スペシャル番組を放送し、こちらも話題になりました。チリの事故の際、アメリカでは『(落盤事故は)究極のリアリティ番組だった』という摘がありました。日本の出来事でいえば1970年代に起きたあさま山荘事件の視聴率は90近くに達していますし、96年に北海道で起きた豊トンネル落盤事故や、99年に神奈川県キャンプ場で起きた玄倉川水難事故は、世間の大きな関心を集めました。今回の場合、くに少年たちの生存が確認されており、ハッピーエンドになる可性が高かったのも“深追い”した一因でしょう」

 山や西日本の被災者の怒りももっともだが、結局、テレビ局は「見たい人がたくさんいるものから報じる」(同)ということ。ただしネットの反応を見る限り、今回の件でテレビ局が失った信頼は大きかったようだ。

YouTube「ANNnewsCH」より