アフリカは年中猛暑だと多くの人が思っているが、ケニアに到着したとき、旅の道連れは驚いてポカンとした。アフリカは全く暑くないだけでなく、むしろ涼しく心地良い。「避暑目的でアフリカに旅行する」というのは、冗談でもなんでもない。じりじりと身を焦がすような暑さに耐えきれず、湖南に住む楊帆(ヤン・ファン)さんは、広西の友人4人と一緒に海外へ避暑旅行に出る約束をした。そして微信(WeChat)のソーシャル機能「モーメンツ」でツッコミを入れることも忘れなかった。中国新聞社が伝えた。
夏が到来し、中国各地で記録的な「最高気温」が現れるようになり、「猛暑」モードが始まった。あちこちで「高温警報」が鳴り響き、最高気温が40℃を上回るところもある。高温による猛暑に「耐えられなくなった」中国人たちが、避暑のため海外に逃げ始めている。
中国観光研究院とオンライン旅行・海外旅行サービスの国内最大手「携程旅遊」ビッグデータ共同研究室はこのほど、「2018年夏季観光ビッグデータ予測報告」を共同で発表した。これによると、避暑は中国人観光客の夏季旅行の主な目的のひとつとなっている。
湖南省長沙市の複数の旅行会社によると、毎年6月から9月は海外避暑旅行のピークシーズン。中国人観光客の間で最も人気が高い海外避暑旅行の目的地は、東南アジアの島々や南半球諸国で、「季節が真逆の場所への旅行」がブームとなり、アフリカは中国人観光客の避暑海外旅行目的地の「ダークホース」となっている。
長沙市天心区の建設会社に勤める周斌(ジョウ・ビン)さんは、家族で海外避暑旅行を計画している。「あまりにも暑くなり、自宅のエアコンは1日中つけっぱなし、早めに年休を取得して避暑旅行に行くことにした」と話す周さんは、子供を連れてアフリカの野生動物を見に行く計画という。
このほか、猛暑から一時的に逃れたいが経済的な制約がある人々は、甘粛、青海、寧夏、内モンゴルなど、夏の気温が低めの国内都市に納涼に出かける選択をしている。
湖南省にある国際旅行社で海外旅行を担当する尚静(シャン・ジン)さんは、「夏休みに入った中国人学生やファミリーが、海外避暑旅行の主力軍となっている。高温によって『猛暑経済』がもたらされ、多くの旅行社や旅行サービス企業が相次ぎ、さまざまな避暑ツアー商品を打ち出している」と説明した。
長沙市の某大手旅行社は、2018年夏季・避暑に最適な海外旅行目的地トップ10」を発表するのと同時に、上海の旅行社とタイアップして、海外避暑旅行用チャーター便・貸し切り列車を増発する。同旅行社ブランド発展部の黄静(ホアン・ジン)さんは、「当社は海外避暑人気目的地の観光資源の実績を数多く積んでいる。それらを活用して急増する観光客に対応しなければならない。今年の夏にアフリカへ避暑旅行に出る中国人は、これまでの2倍に上ると予想されている」と話した。
中国観光研究院が6月27日に発表した「2018年中国海外旅行発展年度報告」によると、中国アウトバウンド市場の複合年間成長率(CAGR)は、今後5年間、5%前後を維持し、中国から世界各地を訪れる海外旅行者数は年間延べ1億5700万人に達する見通し。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

アフリカは年中猛暑だと多くの人が思っているが、ケニアに到着したとき、旅の道連れは驚いてポカンとした。アフリカは全く暑くないだけでなく、むしろ涼しく心地良い。写真はナイロビ。