今、ひとりの少女が全世界の注目を集めている。人類初の有人火星飛行を行う宇宙飛行士としてNASAが期待を寄せるスーパー女子高生、アリッサ・カーソンさん(17)がその人だ。

 米オンライン科学メディア「Tech Times」(7月11日付)によると、米・ルイジアナ州に住むアリッサさんが火星に興味を抱き始めたのは、なんと3歳の時。カナダのアニメ番組「Sing×3♪ぼくら、バックヤーディガンズ!」で、火星を取り扱ったエピソード見たことがきっかけだったという。その時、アリッサさんは「この赤い星はクールに違いない!」と思ったそうだ。

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 それ以来、アリッサさんの火星への興味は日増しに募っていき、火星探査機の映像を観たり、自身の部屋に貼り付けた巨大な火星の地図を眺めて心をときめかせいたという。宇宙や地球外惑星への興味は誰しも子どもの頃にが持つが、アリッサさんが他と違うのはここからだ。

 7歳になると、アリッサさんは父親に連れられ米・アラバマ州にあるNASAのスペース・キャンプに参加。そこはアリッサさんにとって“人生の週末のような”素敵な場所だったようで、18回もリピートするほど気に入ってしまったという。12歳までには世界中(米・アラバマ州、トルコ・イズミル、カナダ・ケベック州)に3つあるスペース・キャンプを史上初めて制覇してしまったというから、その熱意には驚嘆する他ない。

 スペース・キャンプでは人類の宇宙探索の歴史、無重力体験、ロボット工学を学び、宇宙飛行士たちがミッション中に使用するコールサイン(ニックネーム)も与えられたそうだ。名前にそれほど深い意味はないそうだが、アリッサさんは自身のコールサイン「ブルーベリー」を大変気に入っているという。

 そんなアリッサさんの漠然とした宇宙への憧れが確固とした人生の目標になったのは、彼女が9歳の時。NASAの女性宇宙飛行士サンドラ・マグナスが、自分も宇宙に行こうと決意したのはアリッサさんと同じ9歳の頃だったと語ったことがきっかけだったという。その瞬間、アリッサさんは自身の宇宙に対する興味が刹那的な趣味にとどまらないことを悟ったそうだ。

「私も他の子と同じように、将来は教師や偉い人になりたいと思っています。だけど、いつも考えるのは、私は宇宙飛行士になって火星に行くということです」(アリッサさん)

 現在、アリッサさんは高校生・大学生向け宇宙飛行士プログラム「Project Possum」のアドバンスコースを修了。その上、高校を数週間休学し、世界共通の大学入学資格及び成績証明書を与えるプログラムである「国際バカロレア(IB)」で4カ国語を学習したという。今後は宇宙生物学が学べる大学に進学する予定とのことだ。

 NASAの規定では18歳以下は宇宙飛行士になることはできないが、このままいけばアリッサさんが宇宙飛行士になるのは時間の問題だろう。NASAも、アリッサさんを2033年に計画している有人火星飛行の完璧な候補者と考えているそうだ。その頃にはアリッサさんは32歳。宇宙飛行士として完璧な年齢に達する。

 だが、SpaceX社やMarsOneもアリッサさんを宇宙へ送ることを考えており、それよりも早く宇宙飛行士として活躍する日が来るかもしれないという。そうすれば、史上初の10代宇宙飛行士になる可能性まである。彼女が宇宙で活躍する姿を見れる日はそう遠くないだろう。今後のアリッサさんの活躍に期待したい。
(編集部)

イメージ画像:「Thinkstock」より

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