【ワシントン時事】ムニューシン米財務長官は12日、議会下院金融サービス委員会の公聴会で「米国は貿易戦争ではなく、貿易摩擦に直面している」と語り、米経済に深刻な打撃を及ぼす全面的な制裁関税の応酬に発展していないとの認識を示した。ただ、中国や欧州連合(EU)などによる報復関税が与える悪影響を「注視している」と語った。

 ムニューシン氏は、知的財産権侵害を理由に対中制裁関税を発動した問題に関して、「中国と協議を重ねたが、残念ながら物別れに終わった」と説明。中国が問題解決に「真剣に努力しようとするのなら、(トランプ政権は)いつでも話し合いに応じる」と語った。