サッカー界の“顔”であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリードからユヴェントスへ電撃移籍したことについて、マンチェスター・U時代の兄貴分である元ウェールズ代表MFライアン・ギグス氏が独特な見解を示している。

 イギリステレビ局ITV』にてインタビューに応じたギグス氏は「彼がレアル・マドリードを去ってイタリアに行くとは驚いた」と正直な感想を述べながら、イングランドスペインイタリアを代表する名門を渡り歩くキャリアに舌を巻いた。

「彼にとって、33歳を迎えての移籍は大きな挑戦になるだろう。彼が行くのはイタリアビッグクラブだからね。自分の履歴書マンチェスター・Uレアル・マドリードユヴェントスと書けるのはすごいことだ」

 一方でギグス氏は、C・ロナウドが今回の移籍を決断した背景に、バルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシへの強な対抗心があるとの持論を展開した。

クリスティアーノはメッシを上回る存在でいることに執着している。今の彼は、『自分はイングランドでもスペインでも勝者になった。そしてイタリアでも勝者になる。もちろん、ポルトガル代表でも勝者になっている』と言うことができる。『ロナウドメッシより優れているのか?』と人々が話す時、そういった実績が有利な材料になる可性はあるからね」

 C・ロナウドの移籍により、伝統の一戦こと“エル・クラシコ”でのメッシとの競演が見られなくなったのは、リーガ・エスパニョーラファンとしては寂しい限りだ。その一方で、絶対的エースを失ったレアル・マドリードがどのように変貌していくのかは興味深い。もちろん、今年1月からウェールズ代表を揮しているギグス氏としては、チームの大柱であるFWギャレス・ベイルレアル・マドリードの新エースの座を掴んで欲しいところだろう。

文=北村

ギグス氏(左)がC・ロナウドのユーヴェ移籍に言及した [写真]=Juventus FC/Getty Images、Getty Images