マイナビは7月11日、「2019年卒マイナビ企業採用活動調査」を発表した。6月5日~19日、全国の企業3,008社を対象に6月時点の採用活動動向を調査したもの。
○3社に1社が「採用予定数の確保は難しい」と回答

6月時点での採用数確保についての感触は、前年より3.1pt高い全体の33.8%が「予定数の確保は難しい」と回答し、「ほぼ予定数を確保できそう」(24.3%、前年比0.3pt増)を9.5pt上回った。企業規模別に見ると、従業員数が少なくなるほど「ほぼ予定数を確保できそう」と回答する割合が低い傾向にある。売り手市場で学生の目が大手企業に向きやすい中、中小企業の採用の厳しさがうかがえる。

業種別に見ると、特に「建設」と「小売」で「予定数の確保は難しい」という回答が多い。一方「マスコミ」のような学生の認知度や人気が高い業種では「ほぼ予定数を確保できそう」の割合が高くなっており、業種によって大きく差が生じた。地域別では、「四国」のみ「予定数の確保は難しい」と回答した割合が4割を超えた。

今後、追加の選考機会を設けるか聞いたところ、全体の65.0%が「はい」と回答。学生の内定率(6月末時点)は76.3%に達しているが、厳しい採用環境と見通しの悪さから、夏以降も採用を継続する意向の企業は多い。
○HRテクノロジー、取り入れたいのは「採用管理」

HRテクノロジー(HRTech)に興味があると回答した企業は36.6%で、従業員数「1,000人以上」の企業では約6割(58.6%)に。人事業務に取り入れるとした場合、何のために活用したいか尋ねたところ、最も多かったのは「採用管理」(37.3%)で、続いて「求人マッチング」(34.8%)、「適性検査・アセスメントツール」(28.4%)、「採用選考効率」(28.3%)の回答数が多かった。一方で、「利用したくない」と回答した割合は17.9%という結果になった。

○学生の「優秀さ」1位は協調性

新卒採用における学生の「優秀さ」の要素について聞いたところ、「協調性・チームで働く力」(62.6%)が最多となり、「仕事への情熱・やる気」(58.2%)、「言葉で伝える力」(43.2%)が続いた。一方、回答が少なかったのは「学歴」(5.2%)、「多言語能力」(4.9%)だった。企業は「チームとして働けるかどうか」や「考えていることのアウトプットが言葉でできる」「やる気がある」といった特性や意欲面を見て判断していることがわかる。

業種別に見ると、「ソフトウエア・通信」は「頭の回転の速さ」、「マスコミ」では「高い知的好奇心・向上心」が他よりも選ばれるなど、業界ごとに何を優秀さと捉えているかに違いが表れた。
(MN ワーク&ライフ編集部)

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