写真共有SNSのスナップチャットが“Eagle”というコードネームの新機能を開発中であることが報じられています。アプリを利用して製品やバーコードをカメラで読み込むと、「製品の全てがAmazonでわかる」ということです。

Snap社は「ノーコメント」

メディアTech Crunchが報じているこの製品サーチ機能は、正式にアナウンスされたものではなく、個人のリサーチャーがスナップチャットのソースコードから発見したものです(なお製品サーチ機能についてSnap社は「ノーコメント」としています)。またAmazon側の発表もなく、同社が開発に協力しているのか、それともスナップチャットがAmazonとの連携を目指しているのかは不明です。

しかしスナップチャットのカメラがこの製品サーチの機能を備えれば、競合の写真共有アプリInstagramとの差別化につながり、単なるSNSからの脱却が図れそうです。またAmazonのサイトへと誘導することは、アフィリエイトとして新しい収益源にもなります。

アプリを通して製品認識

スナップチャットは2016年にも音楽認識アプリのShazamと提携しており、近くで流れている音楽を識別し、友人と共有したり、そのアーティストをスナップチャットでフォローしたりといった機能を搭載しました。

今回のプロジェクト“Eagle”はこの音楽サーチ機能と同じように、カメラを通した製品のビジュアルサーチ機能を搭載するものです。カメラで製品を認識したり、バーコードを読んだりする機能は、スナップチャットを若者のおもちゃから役立つ道具へと変える可能性を持っています。

最新バージョンで「カメラサーチ」機能搭載?

プロジェクトEagleの機能について正式に説明はなされていません。しかしコードから読み取る限りでは、スナップチャットの最新バージョンには「カメラサーチ」の機能が加わっています。カメラに映っている製品の販売元やレビューを検索、URLコピーを行い、友人とシェアしたり商品を送ることができるようです。

この新機能は、昨年後半にスナップチャットが搭載した「コンテキストカード」と連動する可能性もあります。これは、閲覧中のスナップに関する情報を外部コンテンツから取得し、表示する機能です。

コンテキストカードの情報、製品サーチを組み合わせて製品の購入へと誘導。スナップチャットは既にアプリ内での製品購入機能も備えているため、可能性としては十分ありえます。

”カメラメーカー”からの方針転換になるか

同社がこのビジュアルサーチ機能に高い関心を示している点は、マシンビジョンを手掛ける英国発スタートアップ、Blipparへ買収を打診しているという報道からもうかがえます。Snap社は自身を“カメラメーカー”と位置付け、サングラス型のSpectaclesなどを発売しています。しかしハードウェアの売れ行きは芳しくなく、方針の見直しを必要としているのかもしれません。

新たなビジュアルサーチ機能は、スナップチャットをカメラから“センサー”へと変えるものです。スナップチャットは、既に手軽なセルフィーやメッセージのツールとして、若者が世界を見る手段になっています。

(参考)Tech Crunch