2本塁打で歴代6位タイに浮上も「毎日チームの勝利に貢献するのが僕のゴール」

 エンゼルスのアルバート・プホルス内野手が12日(日本時間13日)の本拠地マリナーズで2本塁打を含む4打数3安打3打点と活躍し、11-2での快勝に貢献した。通算630本塁打として、ケン・グリフィー・ジュニアに並んで歴代6位タイに浮上。さらに、通算3055安打としてロッド・カルー(通算3053安打)を抜き去り、リッキー・ヘンダーソンに並び歴代25位タイとなった。プホルスは、かつて対戦経験もあるグリフィーと並んだことに「特別な気持ち」と心境を明かしている。

 プホルスは初回、同点に追いついた直後に通算629号となる勝ち越し2ランを放つと、5回には追加点につなげる右前打。そして、6回にはアップトンの3ランが飛び出した直後に左翼席へこの試合2本目のホームラン。今季16号は通算630本塁打目となり、ケン・グリフィー・ジュニアに並んだ。歴代5位のウィリー・メイズ(660本)までは30本となっている。

 プホルスは試合後、グリフィーに並んだことを聞かれ「誰もが、たとえ右打者であっても彼のあの美しいスイングをしてみたいと思ったものだよ。僕にとってはとても親しい友人だし、彼がレッズにいた時は対戦もあった」と回顧。自身がカージナルスに所属していた時、同地区でプレーしていた偉大なスラッガーに敬意を表した。「グリフィーは幼い頃はみんなのヒーローだった」とも話している。

 一方で、他の偉人たちを抜いた時と何か違いはあるかと聞かれると、「あまりないね。僕は記録のためにプレーしているわけではない、毎日チームの勝利に貢献するのが僕のゴールだ。僕がここまで成し遂げてきたことは、18年間の積み重ねでもある。誰が(記録のリストで)僕の上と下にいるかは気にしてないよ」とも言及。どんなときも、あくまでチームの勝利を第一に考えるプホルスらしい回答だった。

 マイク・ソーシア監督も「彼は打点や本塁打のリストを駆け上がっていく。見ていて楽しいこと。だけど、彼は試合に勝つことを目指している。集中しているし、準備もしっかりできている。彼の打撃は本当に活きが良い」と言う。近年は成績が落ちているものの、勝利を貪欲に目指す姿勢に変化はなく、レジェンドがチームに与える影響は大きい。だからこそ、プホルスに対する絶大な信頼は揺らがない。

 エンゼルスと2021年まで契約を残すプホルス。さらにリストを駆け上がっていくことは間違いない。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

歴代6位タイとなる通算630本塁打を達成したエンゼルスのプホルス【写真:AP】