ソフトバンクは7月13日、10月下旬からパーキングシェアリング事業「BLUU Smart Parking」の一般向けサービス提供を開始すると発表した。

このサービスは、企業や個人の遊休地を駐車場として活用していくサービス。サービス開始当初は法人限定でスタートし、その後、一般家庭に広げていく。

このサービスの特徴は、精算機などの初期導入コストが安い点、1カ月前からの予約ができる点、決済単位が1分単位である点、予約から決済までをすべてスマートフォンで完結できる点など。

精算機やバリカーなどの初期導入コストは、コインパーキングが数百万円かかるの比べ、かなり安くできるという(具体的な金額は明らかにされなかった)。駐車には、1台分ごとにカメラセンサーを設置。カメラセンサーは、駐車された車のナンバープレートを読み取り、予約者の情報と照合する。カメラセンサーのディスプレイは、駐車(駐車中)、予約(予約済)、空車など、状態によって表示内容が変わる。このカメラセンサーシステムは、シー・ティ・マシンが提供するナンバープレート(車番)認証システムをベースに、ディープラーニングなどのAI(人工知能)技術を利用した画像処理による駐車車両の検知、ナンバープレート認証、ソフトバンクのIoTプラットフォームとのデータ通信までを行う。通信はLTEで行う。

また、小型で地中に埋め込むタイプの磁気センサーも開発中で、こちらは、設置スペースがのない個人宅を想定し、通信方式としてNB-IoTを利用する。

駐車場の予約は、地図上のBLUUアイコンをクリックすることで行え、予約した時間内で、出入りは自由なほか、途中でキャンセルもできる。予約は1日単位と時間単位の2種類がある。アプリはYahoo!カーナビと連携しており、予約後は現地まで案内してくれる。

利用するには、サービスへの登録が必要で、その際、ナンバープレートやカード情報を登録。決済はクレジットカードのほか、Tポイントでも精算できる。

また、同社はパーキングシェアリング事業にけるビジネスパートナーを募集しており、7月13日には、月極駐車場を管理するスターツアメニティーとの提携を発表。スターツアメニティーが管理する約10万台の月極駐車場の未契約区画や遊休地などを登録し、「BLUU Smart Parking」として手軽に貸し出せるようにする。

ソフトバンク テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文氏は、「まずはデマンド(需要)があるエリアに注力する」とし、同社のサービスの強みとして、データ分析を挙げた。

同社では、流動人口データ、BLUUの実際の利用データ、需要関連データをAIエンジン分析し、需要のあるエリアの可視化、スペース貸し後の価格提示、最適なシェアリングサービスの提示なども行っていくという。
(丸山篤)

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