2018年7月12日、フィリピンの首都・マニラ市内の複数の歩道橋に「中国のフィリピンへようこそ!」と英語と中国語で印刷された横断幕が掲げられる出来事が起きた。環球時報が伝えた。
7月12日は南シナ海の海域や島しょの領有権をめぐるフィリピンと中国の仲裁裁判の判決が出てからちょうど2年。
横断幕は赤い布で作られており、中国の国旗をイメージしたものとみられる。誰が何の目的で掲げたのかはいまだ不明だが、「中国のフィリピン」という文言は、中国との関係を重視するドゥテルテ大統領がかつて演説で「中国の省になりたい」と冗談交じりに話したことをやゆしたと推測されている。
横断幕が掲げられたのは、確認されているだけで5カ所。外交関係に深刻な悪影響を生じさせかねない事案であり、フィリピンの政府関係者の間には緊張が走っている。ある報道関係者は「自分の行為がどのような結果を招くか理解しない人がやったのだろう」と話している。
横断幕を写した画像はネット上でも注目を集め、瞬く間に拡散。フェイスブックでは「このようなものを作るお金と時間があるならもっと有効に使うべきだ」「国を混乱させるような方法はばかげている」など批判的なコメントが上がっているという。(翻訳・編集/岡田)

12日、フィリピンの首都・マニラ市内の複数の歩道橋に「中国のフィリピンへようこそ!」と印刷された横断幕が掲げられる出来事が起きた。資料写真。