文・撮影:望月もち

 ウデマエXの実装から約3ヵ月が経過し、さらに盛り上がりを見せている『スプラトゥーン2』。今回はルール別の基礎攻略第1弾として、ガチホコバトルの立ち回りかたをお届けする。伝授するのは、『スプラトゥーン』の全国大会“第1回スプラトゥーン甲子園”全国大会準優勝、第2回スプラトゥーン甲子園全国大会で3位の実力を持つ、望月もち(Twitter:@spl_akane)だ。なお、ガチホコバトル以外にも、下記のガチアサリの記事もアップされているので、合わせてチェックしてほしい。



 ガチホコバトルは、ガチエリアやガチヤグラと違い、“プレイヤーの移動とともにカウントが進行するルール”であるため、瞬間的に試合が大きく動くのが特徴。撃ち合いの実力以上に、咄嗟の判断、戦略やステージへの知識が勝敗に大きく影響するので、ガチホコバトルの立ち回りがわからないというプレイヤーは、この記事を参考にしてもらえると幸いだ。

ガチホコバトル 戦いかた
試合前の心構え
 ガチホコバトルは、ガチホコを運び、相手ゴールへのタッチダウンを狙うルール。だが、強引に攻め込むと返り討ちに遭ったときに人数差が生まれ、そこから逆転されてしまう要因になるので、無理は禁物。攻めるタイミングの見極めが勝利のカギだ! 自チームが押し込んでいる有利な状況をつねに維持することを心掛けよう。
 
ブキ・ギア選び
 基本的にどのブキにも活躍が見込めるルールである。だが、僕はジャンプビーコンが強力なサブウェポンだと思っている。その理由は、ガチホコを相手陣地に押し込んだ際に、味方の前線への復帰を速くすることができ、有利な状況を維持しやすいからだ。

 また、防衛時には、スペシャルウェポンのハイパープレッサーが非常に強力。ガチホコを持っているプレイヤーは画面上にマークが表示されるため、ステージの端からでも相手の位置を確認できる。相手との距離に関係なく攻撃できるハイパープレッサーを使えば、どこからでも狙えるため、ガチホコを持っている相手を確実に狙い撃とう。

 ギアは、ガチホコを持っているあいだも、イカダッシュ速度アップが効果を発揮するので、相性がいい。また、ガチホコのバリアを素早く割ることができる対物攻撃力アップもオススメだ。


【画像7点】「『スプラトゥーン2』ガチマッチのルール別基礎攻略“ガチホコバトル編”、状況ごとの立ち回りを動画付きで徹底解説!」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

試合中の立ち回り
試合スタート時:ガチホコバリアを割ることを意識しよう
 試合が始まって、最初に目指すべきはガチホコバリアの破壊。相手の裏を取って敵を倒すことも大事だが、バリアを破壊すれば、自チームのインクを大きく広げられるため、その後の攻めが非常に有利になる。ここで注意すべき点は、相手チームもガチホコバリアの破壊を狙っているということ。万が一、相手に破壊されてしまった場合、バリアの近くにいるとその爆発に巻き込まれてしまう。とくに短射程のブキを持っているプレイヤーは、撃ち合いながらもガチホコバリアの大きさをつねに把握し、相手に破壊されてしまいそうな場合は、離れる判断を早めに行うこと。

 なお、対物攻撃力アップを付けていると、バリアを破壊するときに競り勝ちやすくなる。ということは、相手チームのプレイヤーが対物攻撃力アップをつけていた場合は、通常よりも早く破壊されてしまうということでもあるため、試合開始時にマップを開き、味方と相手のギアの確認をしてから、ガチホコバリアの破壊に向かおう。



ガチホコバリアの破壊に成功すると、一帯に自チームのインクが広がる。相手の状況次第では、そのまま一気に試合を押し切ることもできる。


自分がガチホコを持っているとき:ガチホコを積極的に前に運べ!
 ガチホコバトルでは、ガチホコをゴール地点に向かって運ぶことでカウントが進む。まずは他人任せにするのではなく、自分が積極的に持ち、前に向かって運ぶ意識を持つように。なお、自チームがガチホコを持っているあいだは、相手のスペシャルゲージが自動で上昇していくため、無策のままガチホコを確保するのは得策ではない。人数差で有利になったり、塗り範囲を広げて攻め込む準備が整ったりしたときにガチホコを持ち、素早く前で進めよう。


ガチホコ所持時の進みかた:味方の動きをよく見て、時間をかけて丁寧に進める
 ガチホコを持っているあいだは、相手の画面上にマークで表示されるだけでなく、移動速度も大きく低下するため、ひとりで運び続けることは難しい。まずは、味方がどのように動いているのか、どの位置であれば味方のサポートを受けやすいのかを判断しよう。ひとりで無理に進めるのではなく、つねに味方との距離を把握して、味方のサポートを待ちながら進めていくことが大事だ。しかし、相手チームが味方との撃ち合いに集中して、ガチホコから目を離しているような状態は大きなチャンス。捨て身で強引に運んでしまうのもいいだろう。ガチホコバトルのルールは、ディフェンス側のほうが有利なため、1カウントでもリードできるように、リードが狙える場面では積極的に進めるように。

 ガチホコショットは、チャージが必要で機動力はいまいちだが、塗り性能が高く相手を一撃で倒せる点が特徴。相手はガチホコショットを恐れて後退することが多いため、味方の攻撃と合わせて使えば、相手の陣形を一気に崩せる可能性を持つ。味方が攻め込んでいる場所や、相手に陣取られていると攻め込みづらくなる高台などに向かって撃てば、相手はジリジリと後退していくだろう。しかし、前述の通り一発撃つごとに時間がかかってしまうので、撃ちすぎによって攻める速度が遅くなることは避けたい。味方と相手の人数差、塗り状況などを考慮したうえで、ガチホコショットを撃って相手を崩すか、運ぶことに専念するか、その場に応じた最適な行動を判断しよう。



ガチホコショットを駆使しカウントを進める場面。カウントが進められると判断した場合は、捨て身で強引に運ぶことが勝利への鍵だ。


ガチホコ所持時のルートの選びかた:試合全体の流れを見て、カウントを優先するか守りを優先するか
 ガチホコを運ぶルートはステージごとに複数存在するが、状況に応じて最善のルートを選び出す必要があるのも、ガチホコバトルの難しい点。僕は基本的に“ゴールに素早くたどり着けるルートよりも、運んでいる途中で倒されたとしても、相手のカウンターを受けづらいルートを選ぶこと”を意識している。その理由は、ノックアウトよりも、カウントリードによる判定勝ちを狙っているからだ。無理にノックアウトを狙って倒されてしまい、逆に相手のカウンターを受けると、一気にカウントを進められて逆転される危険性がある。そのため、カウンターを受けたとしても相手を止めやすいルートをなるべく選択するように心掛けている。ただし、相手が一方のルートに集中している場合などは、カウンターの危険性を知りつつも、ゴールへの最短ルートを選ぶべきだろう。ガチホコバトルに100%の正解という判断はない。つねにマップを見て、より適切なルートを判断することが勝利への近道だ。


味方がガチホコを持っているとき:ガチホコ持ちを倒しに来る相手の行動を予測する
 ガチホコを持っているプレイヤーは大きく戦力が落ちてしまい、相手の攻めに対して弱くなりがち。味方がガチホコを進めようとしているときは、つねにサポートができる範囲内で戦うことをオススメする。このとき、相手を引きつけようと、ガチホコを持っているプレイヤーと別のルートから攻めたり、裏を取ろうとするのは逆効果。相手はガチホコを持つプレイヤーを狙うため、ガチホコの進行ルートとは違う場所に引き付けるのは難しいうえ、相手の裏を取ることに時間がかかってしまうと、味方が倒されてしまうリスクのほうが大きくなってしまうからだ。

 ガチホコを持っているプレイヤーを倒しに来る相手の行動を予測して、自分が代わりに戦い、いかにガチホコ持ちを守ることができるかがポイント。ただゴール地点へのルートだけを見ておけばいいわけではなく、裏を取ってくる相手や、物陰で潜伏している相手にも気を配って、どこから攻撃されてもすぐにカバーに入れるように、付かず離れずで視野を広くして行動するのがいい。ゴール付近になると、相手も複数人で固まって行動するようになり、ガチホコを持つプレイヤーを守り切ることは難しくなる。そんなときは、仲間のスペシャルウェポンのタイミングに合わせて攻めるのが有効だ。ハイパープレッサーで固まっている相手を攻撃したり、バブルランチャーに紛れてガチホコを進めたりすることで、最後の押し込みの成功率が大きく上がる。そのため、ガチホコを持っていないプレイヤーは、味方のガチホコ持ちが動きやすいようにスペシャルウェポンの発動を意識するといいだろう。



相手の視点だが、ジェットパックをふたりで合わせることで全員を倒すことに成功している。スペシャルウェポンの連携はこのゲームにおいてもっとも強力な行動と言えるだろう。


相手がガチホコを持っているとき:相手の進行ルートを防ぎつつ、つねに人数有利を!
 相手チームがガチホコを持っている場面で、もっとも気をつけるべきは、味方と同時に倒れてしまい、大きな人数差がついてしまうこと。瞬間的にカウントが進むこのルールでは、人数差がそのまま試合の勝敗に直結することも多い。つねに味方の位置を把握し、人数不利にならないように慎重なプレイを心掛けるといいだろう。

 ガチホコを進めさせないためには、急いで相手を倒すことだけに専念するのではなく、相手のガチホコの進行ルートをサブウェポンなどでけん制しつつ、スペシャルウェポンを溜めて安全に倒すことを意識しよう。味方が相手のガチホコを持ったプレイヤーをけん制している状況であれば、背後や横から攻撃を仕掛けるのも有効。味方の動きと合わせた連携攻撃はとても重要だ。


ガチホコバリアを割るタイミング:人数有利なら破壊し、人数不利ならキープ
 前述の通り、ガチホコバリアは自チームが割ることで塗り状況がよくなるので、積極的に破壊を狙っていきたい。だが、あえて破壊しないほうがいいケースもある。それは、味方の人数が相手チームの人数よりも少なくなっている場面。バリアを破壊したところで、ガチホコを運ぶことができず、逆に相手はバリアを破壊する手間を省くことができるため、カウンターで一気に進められてしまう危険性が高い。そういうときには、破壊しない程度に攻撃して、ガチホコバリアをキープすることが非常に有効。相手がガチホコバリアの破壊を狙っているあいだに、味方の復帰への時間を稼ぎ、不利だった状況を五分五分に戻そう。

試合終盤:状況に応じてガチホコを守り抜こう
 こちらがリードしているのであれば、無理にカウントを稼ぎにいくよりも、ガチホコを相手に進ませないように意識するほうがいい場面も多い。相手陣地にガチホコを運ぶということは、それだけ相手のカウンターが成功しやすくなるだけでなく、相手のスペシャルウェポンが溜まっている可能性も高まる。試合終盤はガチホコバリアを敢えて破壊せずに、ガチホコバリアを割りに来る相手を狙ったり、仲間とスペシャルウェポンの発動のタイミングを合わせたりすると、相手が無闇に進みづらくなるため、安定した防衛につながるだろう。

 また、ガチホコを自陣に持ち帰るのも非常に有効だ。相手に奪われるリスクもなく、なおかつ近づこうとする相手をガチホコショットで一方的に攻撃できるので、カウントリードを守り切りたい場面に意識しておこう。ただし、自陣で相手に倒されてしまうとその場にガチホコが残り、相手が持つと一気にカウントを進められてしまうので、注意が必要だ。万が一、倒されてしまいそうになったら、ガチホコを持ったままステージ外に飛び降りれば、ガチホコがステージ中央に戻るようになる。





(C)2017 Nintendo