Image: belekekin/Shutterstock.com

え、そうなの…。

2013年、テキサス在住のコディ・ウィルソン氏が、初めて3Dプリント銃を完成、試し撃ちに成功。一方で、ネットで公開されていたこの銃の3Dプリント設計図を削除するよう、米国務省が要請。その後、3Dプリント銃の設計図はネットでシェアされるべきか否か、長年争ってきましたが、ついに1つの終着を迎えました。結果はOK。米裁判所は、3Dプリント銃設計図のネット配布は合法であるとの判決を下しました。

3Dプリント銃設計図ネット公開の裁判において鍵となったのは、これが、アメリカ合衆国憲法修正第1条に含まれるかどうかということ。アメリカ合衆国憲法修正第1条は、表現の自由や報道の自由を妨げてはいけないという内容で、3Dプリント銃設計図を公開することが、表現の自由に当たるかどうかが争点となりました。今回の裁判を経て、実際に撃つことができる銃、銃パートの3Dモデル(設計図)の所持、ネット配布は合法となります。となれば、やりたい人は、この設計図をもとに実際に3Dプリントしていいわけです。ただ、こうして製造した銃を販売するのは違法行為。

裁判に勝利したウィルソン氏は、ネタ元TechCrunchの取材にて「この法的勝利は、銃がダウンロードできる時代の正式な始まりとなります。音楽と同じように銃もダウンロードできるのです」と回答。

銃乱射事件に対する最近のアメリカでの市民運動を見ていると、この判決は世間の主張と逆光するようにも感じます。ただ、安易に武器を手に入れられる環境を作るべきではないという意見も、表現の自由を訴えるのも、どちらも理解できる主張であり、今回の裁判はこの2つが対極の地にいたということ。

ただ、音楽と同じように銃もダウンロードできる!と言われると、銃と音楽を並びで語ってほしくないと思ってしまいますけれど。


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Source: TechCrunch

(そうこ)