昨今、その進歩が急加速しているプラモデル業界。自分で組み立て完成させるという特異な性質上、他のホビーには見られないユニークなプロダクトとして、独自の進化を遂げてきました。

【大きい画像を見る】またバンダイがやってくれた!「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」はプラモなのかフィギュアなのか?


また、過去に連載や特集などでも度々ご紹介してきましたとおり、特に美少女プラモデル界隈の賑わいは年々勢いを増すばかりとなっています。

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そしてまた、新たに革新的なキットがバンダイより発売となりました。

今回ご紹介するのは「Figure-riseLABO[フィギュアライズラボ] ホシノ・フミナ」。こちらはTVアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」に登場したキャラクター、ホシノ・フミナを立体化したプラモデルキットです。

余談ですがこの商品、実は発売以降しばらく入手困難となっていたもの。先日、偶然にも手に入れる機会に恵まれまして、急遽レビューする運びと相成りました。

閑話休題。とはいえ、これが果たして従来と同じプラモデルとして扱って良いものなのかどうかは正直疑問なレベルなのです。商品のパッケージにも「これはフィギュアでもプラモデルでもない」と表記されるなど、かなり独特なキットとなっています。



ランナーを見ていくと、顔のまつ毛や眉などは当然のように成型色で色分け。これらは、フィギュアライズバストシリーズで見られた同様のレイヤードインジェクション技術によるものですね。瞳のランナーもクリアパーツが使用されるなど、これまでのモデルのフィードバックが感じられるものとなっています。



色分けはほぼ完璧。水着部分のテカりのある質感もしっかりと表現されています。また、マーク部分もシールではなく、成型色別のパーツによる分割です。



そして問題の肌色部分。こちら、よく見ると一見必要ではなさそうな赤色の成型色が流し込まれています。実はこれこそが今回のキットの肝とも言える部分。赤色の樹脂の上に肌色のレイヤーを重ねることでよりリアルな質感を表現しているのです。


この技法が使われていない腕部分と、胴部分の血色を見ると効果の程は一目瞭然ですね。



大胆なパーツ分けにより組み立ても簡単。初心者でも30分ほどで組み上がります。完成品を見ると、肉感がただただ素晴らしいです。これが無塗装・無シールの組み立てキットとは、自分で作っておきながらにわかには信じられないレベル。そのへんのフィギュアだと数万円は余裕で超えるレベルの代物じゃないでしょうか。



ゲート跡などもうまく隠れるように配置されていますが、気になる方はちょちょいっと塗装してあげても良いかもしれませんね。

今回のフィギュアライズラボは、あくまでも実験的な意味合いが強いということでしたが、現段階でも十分なクオリティを誇るキットと言えそうです。バリバリに高価で職人芸なフィギュアには及ばずとも、安価でそこそこのフィギュアには十分に迫れる、そんな魅力を感じました。今後、第2弾・3弾と続いていくことを期待したいですね。オススメです!


「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」は発売中。価格は5,940円(税込)です。

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