準決勝、延長後半終了目前を捉えた画像に反響「ピックフォードのなんて大会だ」

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で準決勝・クロアチア戦で敗れ、決勝進出を逃したイングランド。120分の死闘の末、延長後半に奪われた決勝ゴールで1-2で敗れた。母国メディアは試合終了目前に守護神が広大なピッチでポツンと一人、センターサークルで立ち尽くす印象的な1枚の画像を公開。「サッカーは残酷なゲームになり得る」とつづり、サポーターに同情を誘っている。

 なんとも印象的な1枚だった。英公共放送の人気番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」が公開したのは、試合終了のホイッスルを聞く数十秒前の画像だった。

 ピッチに立つイングランド守護神ピックフォード。その場所はセンターサークルだ。しかし、センターサークルの周りを含め、広大なスペースには誰もない。1-2で迎えた延長後半20分。アディショナルタイム5分を経過し、敵陣で手にしたFK。完全にラストワンプレーの場面だった。

 イングランドのフィールドプレーヤー9人とクロアチアの11人が全員エリア周辺に集まった。その時、若き守護神はセンターサークルまで上がり、戦況を見つめていた。しかし、ゴール前に送られたボールは相手ボールにクリアされ、それと同時に試合終了を告げるホイッスルが鳴ったのだった。

ファン同情「運が悪かった」「素晴らしい選手」「頭を上げるべき」

 この日もスーパーセーブを見せていたが延長後半4分に勝ち越しゴールを許していたピックフォード。仲間との距離は遠くとも、最後の最後まで奇跡を信じていたのだろう。投稿では「サッカーは残酷なゲームになり得る。ピックフォードのなんて大会だ」とつづり、画像を見たファンに同情を誘っている。

「悲しいよ」という声のほか、「運が悪かった」「本当のライオンだ」「素晴らしい選手」「サッカー国としてのプライドを修復できた、頭を上げるべきだ」とピックフィードを中心とした若きチームを称える声が相次いでいた。

 エバートンに所属する24歳は今大会、正GKとして出場。決勝トーナメント1回戦・コロンビア戦では過去3度すべて敗れていたPK戦で勝利に導いた。準々決勝・スウェーデン戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど、4強進出の立役者の一人となり、活躍はファンの称賛の的になっていた。

 決勝進出の道こそ断たれたが、3位決定戦のベルギー戦が待っている。泣いても笑っても、これが今大会最終戦。最後は勝って歓喜の輪の中で戦いを終える。(THE ANSWER編集部)

ジョーダン・ピックフォード【写真:Getty Images】