1950~60年代レーサーの製法を用いたカスタムバイクを得意とする英国のビルダー「deBolex Engineering」は、803ccエンジン搭載ドゥカティに見事なアルミ製フルカウルを纏わせたマシンを誕生させた。カウルに隠されてはいるものの、ブレーキや足回りをはじめとする各種パーツ類にも手が入れられているのだという。

【詳細】他の写真はこちら


なんといっても賞賛すべきポイントは、完全ハンドメイドだというアルミカウルの製造精度の高さだろう。メーカーによる純正パーツかと思わされるほどの完成度で、仕上げや塗装も丁寧そのもの。小規模ビルダーの手による手作りとは、にわかに信じられないレベルだ。

パーツ同士の「合い」もバッチリ。きちんと計算された上で作られているであろうことが伺える。それにしても、クラシックなレーサースタイルのカウルとスクランブラー調なアップマフラーの組み合わせはなかなか新鮮。

カウルのデザインラインから古典趣味なビルダーかと思いきや、シートの素材にアルカンターラを用いるなど、様々な素材を柔軟に使い分けているようだ。ちなみにアルカンターラは高級車のシート等にも使われるスエード調の人工皮革で、珍しいところではマイクロソフトの2-in-1 PC『Surface』シリーズのキーボードつきカバーに用いられていたりもする。

パワーユニットはもちろんドゥカティ伝統のLツイン・エンジン。クラシカルな外装に最近のエンジンが納められているというミスマッチ感も面白いところ。

「deBolex Engineering」はドゥカティ以外にも英国車であるトライアンフや、ホンダ、ヤマハ、カワサキといった日本車などなど、メーカーや年代を問わず様々な車種をカスタムしている模様。彼らのギャラリーを見ればきっと新たな発見があることだろう。

関連サイト
Motorcycles – deBolex Engineering Co

text渡辺 "d." 大輔(編集部)
(d.365)
掲載:M-ON! Press