40代になった途端、今までと同じものを同じ量食べているのに、なぜか太るようになった、と嘆く人は少なくない。新陳代謝の問題なのか、それとも体がむくむようになったからなのか、よくわからないまま、余計な脂肪を溜め込むようになった我が身に対し、どのように対処したらいいのだろうか。

 

 

おやつを変えること

『40歳からのやせる食べ方 ダイエット、美容のために知っておきたい食材、食べ方のコツ』(足立香代子・著/学研プラス・刊)は魅力的なタイトルである。私も含め、私の周りの40代は何をやっても太っていくため、せめてこれ以上体重が増えないよう現状キープをするだけで精一杯なのに、この本は「やせる」と明言してくれているのだから。

 

この本は1冊まるまる40代の食生活へのアドバイスに満ちていて、どんな時にどんなものを食べるべきかが懇切丁寧に書かれている。本の冒頭の言葉「ここから先は、努力をするか、しないかで見た目年齢が大きく変わります」には強く心が惹かれるものがあった。食べることが大好きな私のような人間には、ダイエットは過酷でなかなか長続きしない。だとしたらできるだけ太らないようなものを太らないような方法で口に入れるしかないのだ。

 

 

おやつを変える

本では、おやつを変えるとかなり違うということが書かれていた。おやつだけではない、小腹が減ったら食べるものの影響が大きいという。おやつというと砂糖が入った甘いものをうっとり思い浮かべてしまいがちだけれど、まずはその概念を取り払う必要があるようだ。

 

本では、とにかくチーズ、ときっぱり書かれていた。チーズにはいくつもの利点がある。まず低カロリー、そしてバナナの4倍もの腹持ちがすること、さらにたんぱく質を多く含むため、40グラム食べれば1食の必要たんぱくの3割にもなるという。

 

 

たんぱく質が大事

本の著者・足立さんは40代からは意識してたんぱく質を食べる必要があると何度も書いている。筋肉がどんどん低下していく年齢なので、筋肉の原料であるたんぱく質を食べ、運動をすることが必要だという。筋肉が減ったことにより、今まで筋肉を使うことで減っていた消費カロリーも減るため、太ってしまうのだそうだ。

 

たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆、乳製品に多く含まれているので、これらを積極的に摂るためにも、おやつをゆで卵やチーズにするなど工夫するといいという。確かに年を重ねていくにつれ肉をあまり大量に食べられなくなったという声は多い。そうなると卵と乳製品と大豆製品でたんぱく質をこまめに補っていくのが効率的なのだろう。

 

 

チーズは太らない

チーズは洋風の食べ物だし、今までなんとなく太るのではないかと考えていたが、そうではないようだ。とはいえ、あまり混ぜ物が多いものよりはやはりプロセスチーズなど、原料に生乳と食塩以外使っていないようなシンプルなものを常食するのがいいだろう。

 

1日に必要なたんぱく質は75グラム。これは意外と多い。肉だったら約375グラム、卵だと約11.5個、牛乳だと2,2リットルも必要だ。そしてチーズなら約300グラムで1日の必要量になる。もちろん1日に300グラム以上のチーズを食べろというのではなく、肉や卵だけでは足りない部分をカバーするには優秀な食材だということだ。

 

私の娘は春休みにヨーロッパに旅行に行ったのだけれど、イタリアでは朝昼晩と食事にチーズが使われていたそうだ。特に朝食はカットした新鮮なチーズが皿に盛られて出てきて、あまりにもそれが美味しく、何枚でも食べられたという。その話を聞いて、我が家もチーズを朝食に食べるようになった。さらにおやつもチーズとゆで卵に変わりつつあり、ピラティスも始めた。これで少しは私の筋肉も刺激され、1キロでいいから痩せてくれたら、とてもうれしい。

 

 

【書籍紹介】

40歳からのやせる食べ方 ダイエット、美容のために知っておきたい食材、食べ方のコツ

著者:足立香代子
発行:学研プラス

大人のダイエットの極意は、食事を減らすのではなく積極的に食べること。本書では、人気管理栄養士が40代以降の女性に食べてほしい食材をピックアップ。食材の特性や食べ方のコツがわかれば、年齢を重ねてもキレイにやせることができます。

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40代になってから太るようになったあなたにオススメなのは、チーズである――『40歳からのやせる食べ方』キャプション