西日本を中心とした記録的な豪雨で、3連休の初日となった14日、被災地には各地から多くのボランティアが入り、猛暑の中、泥のかき出しなどに汗を流した。豪雨による死者は205人、安否不明者は26人。自衛隊などが懸命の捜索を続けている。一方、山陽自動車道が9日ぶりに全線で通行可能になるなど、インフラは徐々に復旧しつつある。

 山陽自動車道は14日、一般車両の通行止めが続いていた広島インターチェンジ(IC)-河内IC間が通行できるようになった。東西の大動脈がつながり、支援物資の輸送や人の移動がスムーズになる見通しだ。

 厚生労働省によると、豪雨により最大26万戸余りが断水したが、14日正午現在、約19万3000戸まで減少した。広島県の呉市や江田島市など計約7万6000戸が断水した原因の送水用トンネルが復旧したため、14日から順次給水を再開している。

 広範囲で断水が続いた呉市では、14日正午時点でも約6万8000戸が断水中だが、配水管などが被災した一部地域を除き、19日までに解消する見通しという。

 中国電力によると、広島県や岡山県など管内の停電は13日に全て復旧した。

 岡山県で浸水により甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区では、14日午後8時時点で行方不明者がゼロになった。県が不明者の氏名を公表して情報を募っていた。

 気象庁によると、14日の最高気温は岡山県倉敷市で34.9度、広島市安佐北区で34.8度、愛媛県大洲市で36.2度などと被災地でも猛暑となった。総務省消防庁によると、14日正午の時点で、16府県の5986人が避難所に身を寄せている。 

〔写真説明〕受付に集まったボランティア=14日午前、愛媛県宇和島市

〔写真説明〕厳しい暑さの中、近隣で分けてもらった井戸水を運ぶ住民=14日午後、広島県呉市天応西条

受付に集まったボランティア=14日午前、愛媛県宇和島市