女優の波瑠が主演する日本テレビ系連続ドラマ『サバイバル・ウェディング』(毎週土曜 後10:00)が14日よりスタートする。一見、タイトル的に婚活に励みながら真実の愛を求めるラブコメディーを思わせるが、波瑠演じるアラサー主人公・黒木さやかが仕事上で『結婚を目指す』というミッションを課されたことをきっかけに、いつしか見失っていた「なりたい自分」になるためにもがく姿をテンポよく描いている。

【場面カット】イケメン王子様を演じる吉沢亮

 物語の始まりは2018年3月。出版社で男性週刊誌の編集部に勤務するさやかは3ヶ月後の30歳の誕生日に結婚式を挙げることになり、晴れて寿退社し、幸せに向けて一直線だったはずが急転直下。会社を辞めたその夜、恋人の和也(風間俊介)の浮気が発覚。おまけに和也の方から婚約破棄されてしまう。結婚準備でかさんだ出費もあり金銭的にも大ピンチ。恥をしのんで復職のお願いに行った元上司に紹介されたのは、今までとは畑がまったく違う女性向けライフスタイル誌『riz』の編集部だった。

 そこで待ち受けていたのはマッシュルームカットが印象的すぎる敏腕編集長の宇佐美(伊勢谷友介)。彼はさやかに「半年以内に結婚すること」と「俺の言う通り婚活して体験談を連載にすること」を再就職の条件として突きつける。キレ者だが毒舌で自称「日本で恋愛に一番詳しい」宇佐美がさやかに命じたのは「自分の価値を上げること」。怪しすぎる宇佐美を訝(いぶか)しむさやかだったが、“和也と復縁→結婚”を目指して、ことあるごとにハイブランドのマーケティング戦略を引き合いに出す宇佐美の指示に従うことに…。

 なぜ、さやかは失敗してしまったのか。明るくガッツもあるさやかだが、これまで男性誌でサラリーマン向けのグルメ記事を担当してきた彼女は当初、自分の本を出すのが夢だった。がむしゃらに働き続け、いつしか身なりに気を遣う余裕もなくなっていた。そして“結婚してのんびり暮らすこと”が人生の目標にすり替わってしまい、結婚に執着するさやかを「重い」と感じた和也から別れを切り出されてしまうのだ。「なりたかった自分と今の自分が違いすぎる…」と嘆くさやか。

 そんなさやかの“市場価値”を上げるべく、宇佐美はスパルタ指導を行っていく。「女としての価値は、売り方次第でいくらでも上がる。お前がハイブランドのように価値を高めれば、男なんて余裕ってことだ」と。しかし、いくら論理的な戦略を持ち出されてもなかなかその通りにも行かず自分の気持ちとの間で板挟みになり葛藤することに…。果たしてさやかは「なりたい自分」に近づくことができるのか。結婚=ゴールとはいかなくなった時代だからこそ、さやかが最後にたどり着く本当の“幸せ”な結末の行方が気になる。
日本テレビ系連続ドラマ『サバイバル・ウエディング』に出演する(左から)波瑠、伊勢谷友介 (C)日本テレビ