【ベルリン時事】中国のノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏の死去から1年を迎えた13日、ベルリンの教会で追悼集会が開かれた。ドイツのガウク前大統領ら著名人も参加し、登壇者から中国政府への批判の声が上がった。中国で軟禁を解かれ、ベルリンに到着した劉暁波氏の妻、劉霞さんは姿を見せなかった。

 教会には在独中国人や支援者ら数百人が集まり、賛美歌で故人を悼んだ。ルーマニア出身でベルリン在住のノーベル文学賞作家、ヘルタ・ミュラー氏は劉霞さんの詩を朗読し、中国は「抑圧的」と批判。ドイツの国民的歌手、ボルフ・ビーアマン氏は、中国が劉霞さんを解放したのは「欧州でビジネスがしたいからだ」と皮肉った。

 劉暁波氏は中国民主化運動に身をささげ、2010年にノーベル平和賞を獄中で受賞し、昨年死去した。劉霞さんも軟禁状態だったが「病気療養」(中国政府)のため出国を許され、10日にベルリンに到着した。 

〔写真説明〕13日、ベルリンの教会で、劉暁波氏の追悼集会に登壇するルーマニア出身のノーベル文学賞作家、ヘルタ・ミュラー氏(AFP時事)

13日、ベルリンの教会で、劉暁波氏の追悼集会に登壇するルーマニア出身のノーベル文学賞作家、ヘルタ・ミュラー氏(AFP時事)