日本戦の後半アディショナルタイム、決勝点演出のパスを通したベルギーDFムニエ

 ベルギー代表は14日、ロシア・ワールドカップ(W杯)3位決定戦でイングランド代表と激突する。ベルギー代表DFトーマス・ムニエは12日の会見に出席し、イングランド戦に向けて自信を覗かせた一方、今大会の「最高の思い出」として華麗な逆転劇を演じた日本戦を挙げている。

 ベルギーは決勝トーナメント1回戦で日本と激突したなか、後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士にゴールを決められて0-2と劣勢に追い込まれた。しかし、ここからFIFAランキング3位の強豪が息を吹き返す。同24分にDFヤン・フェルトンゲンの一撃で1点を返すと、途中出場のMFマルアン・フェライニのヘディング弾で同点に追いつく。

 さらに後半アディショナルには日本のCKを難なくキャッチしたGKティボー・クルトワのスローイングから高速カウンターを発動。一気に日本ゴール前へ侵入すると、最後はMFナセル・シャドリが値千金の逆転弾を叩き込み、直後に試合終了。ベルギーが3-2と鮮やかな逆転勝利を収め、日本の選手たちが落胆するなか、ベルギーの選手たちは大金星のように歓喜に沸いた。

 そのまま勢いに乗ったベルギーは、準々決勝ブラジル戦で2-1と勝利したものの、準決勝でフランスに0-1と一歩及ばずに敗戦。優勝こそ逃したが3位決定戦までこぎつけ、1986年大会で残した過去最高4位を上回る可能性を残している。ベルギー代表DFムニエは大一番に向けて「我々のほうがイングランドよりも優れていると思う」と自信を垣間見せた。


0-2と劣勢から盛り返して3ゴールで逆転 「ベルギー国民全員に感謝」

 そんななか、今大会について「日本戦がW杯最高の思い出だ」と自賛。日本戦の後半アディショナルタイムに繰り出したカウンターで、逆転勝利につながるラストパスを供給したのがムニエだった。0-2とリードされる危機的状況から盛り返し、後半途中から一気に3点を叩き込んだ日本戦がロシアW杯で一番印象深い試合だったようだ。

「ベルギー国民全員に感謝しなければならない。サポートが素晴らしかった」

 そう口にしたムニエ。今大会ラストゲームとなるイングランド戦で勝利を飾り、ベルギーサッカー史の新たな扉を開けることができるだろうか。


(Football ZONE web編集部)

ムニエは今大会の「最高の思い出」として、華麗な逆転劇を演じた日本戦を挙げている【写真:Getty Images】