2018年7月10日、中国の動画アプリ・梨視頻の微博アカウントは「これこそリアルな生活、人生に奇跡はない」として、日本で制作されたショートストーリー動画を紹介した。
紹介された動画の長さは約3分。ある会社の面接に行く女性が、途中のバス車内で赤い靴下の年配男性に席を譲った。そして会社に着き面接会場に入ると、そこには赤い靴下の人物が。もしやと顔を上げると、全くの別人だった。
残念ながら面接はうまくいかず、失意の中で会社のロビーを歩いていると、そこに座席を譲った男性が清掃員の制服姿で登場。男性と会話をしていると、奥から幹部らしきスーツ姿の数人が「社長、もう掃除なんかしちゃって!」と言いながらやって来る。もしやと思った瞬間、幹部らは男性の横を通り過ぎ、近くにいたもう一人の清掃員姿の年配男性に向かっていった。
その後、社長の兄、会長が出現し、その都度「もしや」と思せるが、結局いずれも最初の男性とは無関係。最後に「奇跡は、めったに起こらない」という字幕で動画が終わる。
この動画は、タカラトミーのボードゲーム「人生ゲーム」を宣伝するために制作されたもの。リアルな人生ではそうそう奇跡は起こらないが、ゲーム内ではそんな奇跡がたくさん盛り込まれているという意味合いが込められているという。
中国のネットユーザーからは数千件に上るコメントが寄せられており、「心情の変化のぶれ幅がものすごくておもしろい」「自分もこの女性と同じ気持ちになった。テレビドラマを見過ぎて、自分にも奇跡があると思いこんでいた」「超リアル。超現実的」「平凡こそ人生だよ」「人生に近道などない。自分で地に足を着けて歩んでこそ、初めて心の安らぎが得られる」「頑張っても報いはないかもしれないが、始めから頑張らなければ絶対に報いは来ない」など、動画の内容に賛同する声が多く寄せられた。
その一方で「とはいえ、実際生活は奇跡の連続なんだけどね」「人間は、希望の中で生きる必要がある。奇跡に対して幻想を抱いてもいいんじゃないかな」といった感想も出ている。(翻訳・編集/川尻

10日、中国の動画アプリ・梨視頻の微博アカウントは「これこそリアルな生活、人生に奇跡はない」として、日本で制作されたショートストーリー動画を紹介した。資料写真。