ももいろクローバーZが8月4、5日に千葉・ZOZOマリンスタジアムでワンマンライブ「MomocloMania2018 -Road to 2020-」を行った。この記事では昨日5日公演の模様をレポートする。

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東京・東京ドームでの10周年公演を経て迎えた今年の夏ライブは、2日間でのべ6万5039人を動員し、“スポーツとの融合”をテーマに、スケートボード、BMX、3×3バスケットボールなど、さまざまなスポーツのデモンストレーションが披露された。2日目公演では、オープニングセレモニーとしてアスリートたちがアクロバティックなパフォーマンスを行う中、アメリカ・ラシュモア山を模したメンバーの石像がそびえ立つステージに百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにが勇ましく登場。キャノン砲が盛大に放たれると、ダウンタウンももクロバンド(DMB)を従えた4人は「吼えろ」でライブを開始し、「BLAST!」「Z伝説~ファンファーレは止まらない~」で会場をヒートアップさせていく。小澤篤士のトランペットを合図にスタートした「ワニとシャンプー」では、ももクロとモノノフ(ももクロファンの呼称)が扇子を振り回して飛び跳ねた。

自己紹介を挟み、「『Z』の誓い」でパフォーマンスを再開した4人が次に披露したのは「ゴリラパンチ」。この曲で彼女たちはセンターステージに移動すると、パワフルなダンスで会場を盛り上げる。サマーアンセム「ココ☆ナツ」で4人は容赦ない放水をモノノフに浴びせ、「Z女戦争」ではアスリートがトランポリンで宙を高く舞った。ここで7月21日開催の「夏の夕涼み10マイルマラソン2018」を勝ち抜いた一般参加者42名と猫ひろしなどの招待選手10名を合わせた総勢52名による男子ハーフマラソンがスタート。ももクロは「GET Z, GO!!!!!」でランナーたちを送り出すと、続く「何時だって挑戦者」ではサムライ・ロック・オーケストラによるフラッグのパフォーマンスをバックに力強い歌声を聴かせた。ライブも中盤に差しかかり、空が赤く染まっていく中、ももクロはハードロックチューン「境界のペンデュラム」を歌唱し、「ROCK THE BOAT」では玉井が椅子を使ったセクシーなダンスで会場を沸かせる。センターステージに移動した4人が「笑一笑 ~シャオイーシャオ!~」を歌う頃には、涼しい夜風が会場に吹き始めていた。

MCのあと、ビジョンに投影された映像で「ももいろクリスマス2018」の開催が明らかになると、ステージには“南国ピーナッツ”こと松崎しげるが登場。彼は「愛のメモリー」に乗せて、「ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~」の開催と自身の参加を明らかにした。松崎の退場後、高城れにの咳で始まった「黒い週末」では、佐藤大剛や大渡亮(Do As Infinity)が激しいギタープレイを炸裂させる。この曲が終わると、早くもランナーたちが会場に戻り、1位のピーター・ムワンギ選手は1時間5分7秒というタイムでゴール。キラーチューン「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」では、3×3バスケットボールのゲームにももクロメンバーも参加し、華麗なシュートで勝利を収めた。続く「ニッポン笑顔百景」では、4人がトロッコで会場を移動する中、センターステージでは千葉ロッテマリーンズのOB選手がももクロのサインボールをノックして会場に届ける。「走れ!」で4人とモノノフの持つペンライトが宇宙にきらめく星々のような光景を作り出したあと、ももクロは「Hanabi」を情感豊かに歌い上げてステージをあとにした。

鳴り止まないアンコールの中、SE「overture ~ももいろクローバーZ参上!!~」で会場の熱が再点火されると、ステージに再び登場したももクロは「愛を継ぐもの」でライブを再開する。続く「クローバーとダイヤモンド」では夜空に花火が打ち上がり、「スターダストセレナーデ」では百田と高城がクレーン、玉井と佐々木はトロッコで移動して会場中のモノノフに笑顔を届けた。そして4人は配信リリースされたばかりの新曲「Re:Story」をさわやかに歌って全演目を終えた。

ここでももクロは、DMBのメンバーにコメントを求める。サックスの竹上良成は「モノノフの皆さんもDMBの一員だと思っています!」と言うと、モノノフに「DMB!」と唱和させる。コーラスの加藤いづみは「この夏で一番楽しみにしてたので若干の寂しさがあります。いっぱい汗掻いたね。彼女たちの汗は本当に綺麗でした」と話した。キーボードを演奏した初参加の浅倉大介(access)は「ももクロ、ヤバみ。最初に会った頃は頭にネクタイを巻いてて、ほかのアイドルとは違うなと思ってたけど、こんなに大きなスタジアムで歌とパフォーマンスを披露して本当に素晴らしいと思いました」とコメント。バンドマスターの宗本康兵が「ももクロちゃんたちのためにこれからもいろいろ挑戦していきたいと思います」と話したあと、「かなこちゃんもリハーサルでトランペットをやりたいと言っていた」と明かすと、百田は大慌てで否定した。

最後は4人それぞれが思いを語る。高城は「すっごく楽しくてこの時間がずっとずっと終わらなきゃいいのになって思ってました」と涙ながらに話すと、「こうして1つの会場に集まって、私たちのことを好きだって言ってくれたり、名前を呼んでくれることは奇跡だと思うし、希望とか勇気があふれてる空間だなって改めて思いました」と語り、「これからもみんなの好きな気持ちを思い切りぶつけて欲しいし、私たちもみんなのことを大好きな気持ちを正面からぶつけていきたいなと思います」と呼びかけた。

続けて佐々木も「本当にみんながいなければ、私たちのライブは未完成のままで、みんなが集まって盛り上がってくれるから1つのライブが完成するんだなって改めて思いました」と話し、「私たちがステージにいない間もみんながいろんなスポーツで盛り上がってくれてる声がたくさん聞こえてきて、モノノフさんたちはやっぱりすごく優しいなと思いました。フェスとかでも、ほかのアーティストさんのライブで盛り上がってくれてるのを見るとすごく誇らしいし、すごく頼もしいなと思います」とモノノフを称賛する。

玉井は「皆さんだったら私たちの無茶苦茶に付いてきてくれるっていう信頼があるから、私たちも安心してアホじゃないの?ってことができる」とコメント。また“スポーツとの融合”というライブのテーマについて、「普段だったらつながらない点と点がつながるのは私たちのライブならではだし、ももクロじゃなきゃこういうコラボレーションはできなかったと思う」と述べ、ももクロからスポーツに出会う人やスポーツからももクロに出会ってくれる人がいたらうれしいと語った。

百田は「お客さんが入ってない状態の会場を見ると、本当にこのステージに立てるのかなって毎回不安に思うんですけど、ステージに出たら、みんなの声援が不安な気持ちを一瞬で吹き飛ばしてくれる」とモノノフに感謝しつつ、「力強い仲間たちがたくさんいるので、まだまだいろんなことに挑戦していきたいなと思います」と今後の意気込みを語った。また元メンバーの早見あかりの結婚に触れると、「ステージに立つメンバーが減って心細かったりもするんですけど、違う道に進んだ仲間たちから報告があるとうれしいし、私たちももっともっと楽しんでいきたいなって思います」と話した。

挨拶を終えた彼女たちは、「以上、私たち、今会えるアイドル週末ヒロイン、ももいろクローバーZ!」と叫ぶと、「楽しかったよー!」と笑顔で手を振りながら退場し、今年の夏ライブに幕を下ろした。

ももいろクローバーZ「MomocloMania2018 -Road to 2020-」
2018年8月5日 ZOZOマリンスタジアム セットリスト

01. 吼えろ
02. BLAST!
03. Z伝説~ファンファーレは止まらない~
04. ワニとシャンプー
05. 『Z』の誓い
06. ゴリラパンチ
07. ココ☆ナツ
08. Z女戦争
09. GET Z, GO!!!!!
10. 何時だって挑戦者
11. 境界のペンデュラム
12. ROCK THE BOAT
13. 笑一笑 ~シャオイーシャオ!~
14. BIONIC CHERRY
15. Link Link
16. 黒い週末
17. 希望の向こうへ
18. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
19. ニッポン笑顔百景
20. 走れ!
21. Hanabi
<アンコール>
SE. overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
22. 愛を継ぐもの
23. クローバーとダイヤモンド
24. スターダストセレナーデ
25. Re:Story

ももいろクリスマス 2018

2018年12月24日(月・振休)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
2018年12月25日(火)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ

ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~

2018年12月31日(月)神奈川県 パシフィコ横浜
<出演者>
ももいろクローバーZ / 松崎しげる / and more

ももいろクローバーZ「MomocloMania2018 -Road to 2020-」8月5日公演の様子。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)