💡ここがポイント

●映画評論家の岡田斗司夫氏が登場。
●映画『スター・ウォーズ』の制作秘話を岡田斗司夫氏が公開。
●実は付き合っていたハリソン・フォードとキャリー・フィッシャーの極秘エピソードが語られた。

 毎週日曜日、夜8時から生放送中の『岡田斗司夫ゼミ』。7月1日の放送では、映画『ハン・ソロ』の公開を記念して、シリーズ第一作目である『スター・ウォーズ/新たなる希望』の特集が行われました。

 パーソナリティの岡田斗司夫氏は、この中で本作が劇場公開される1年前に焦点を当て、「スター・ウォーズ前夜」と題して様々な裏話を語りました。

岡田斗司夫氏

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『スター・ウォーズ』公開前夜に監督や出演者は何をしていたのか

岡田:
 『スター・ウォーズ』の第1作目であるエピソード4がアメリカで公開されたのは、1977年5月25日。でも、これから話そうと思っているのは、そのさらに1年前の出来事なんですね。

 1977年に公開した時には、映画の歴史を塗り替えるほどの大ヒットを飛ばした『スター・ウォーズ』なんですけど、その1年前の1976年の7月には、まだ誰も、この映画がこんなにヒットするとは思ってないし、それどころか「完成するかどうかも怪しい」とさえ思っていたんです。そんな時代の話です。

 公開1年前の1976年の7月頃、ジョージ・ルーカスはイギリスにいました。イギリスの“エルストリースタジオ”という、もう本当に2年間、誰も使っていなかったような廃墟みたいなスタジオを、プロデューサーのゲイリー・カーツが安く借りてきたので、「よし! ここで『スター・ウォーズ』を作ろう!」と思ったんですけれども。

 ところが、撮影監督のギルバート・テイラーという人と、大喧嘩の最中だったんですよ。

 ギルバート・テイラーというのは『博士の異常な愛情』のカメラマンで、すごく優秀な人だったんですけども、とにかくジョージ・ルーカスは“イギリス人”と反りが合わなかったんですね。

 きっかけは、「ハリウッドの監督なんだから、もっと押しが強く、みんなに色々と指示をしてくれるものだ」と思ってたんだけど、実際はそうじゃなかったということで、イギリス人スタッフたちが不信感を持ったということ。あとは、「結構いいスタッフを集めたのに、なんだこの安っぽいSFは!?」ということで、反感も持たれてしまったみたいです。

 この撮影監督のギルバート・テイラーは、なにかとネガティブなことを言って、みんなのテンションを下げまくるので、ジョージ・ルーカスはクビにしたくてしょうがなかったんですよ。だけど、ジョージ・ルーカスは気が弱くて人見知りだから、それが言えない

 だから、ゲイリー・カーツに「お前が言ってくれよ」って頼むんですけど、ゲイリー・カーツはジョージ・ルーカスよりももっと人見知りだから言えないわけですね(笑)。

ルーク、レイア、ハン・ソロの微妙な三角関係

 では、その1976年、出演者たちは何をしていたかというと。まず、イギリスでロケを行っていた3ヶ月間、ハリソン・フォードとキャリー・フィッシャー、つまりハン・ソロとレイア姫は、付き合っていました

 本当は、ハリソン・フォードには嫁さんがいたんですけど、それを隠して……というか「そんなことは関係ない。お互い、大人と大人の関係だよな?」と言って、キャリー・フィッシャーを口説いて付き合っていたんですけども。

 一方で、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは、それを全く知りませんでした。本当に、そんなことはちっとも思ってなかったそうで、主役同士の恋愛関係みたいなことを描いているもんだから、キャリー・フィッシャーとの間にロマンス的な感情が生まれてしまっていたそうです。

 思わずキャリー・フィッシャーの部屋に行ったり、キャリー・フィッシャーを呼んだりして、2人ともキスはおろか、おっぱいまで触りまくりのギリギリまで行ったんですけども、マーク・ハミル君は、その前にチョイ役で出た映画で、何回か「主演俳優同士が付き合うとロクなことにはならない」ということを学んでいたそうです。

レイア姫を演じたキャリー・フィッシャー(画像は『スター・ウォーズ|STAR WARS』公式HPより)

 これについては、ローリング・ストーン紙のインタビューで本人も語っていて、「恋に落ちないようにギリギリでふんばった。あの時は危なかったよ。だって、あの頃のキャリー・フィッシャーって、本当にムチムチな身体をしてたから、俺、本当に危なかったんだよ!」って言っているんですよね(笑)。

 そんなふうに、グッと感情を抑えていたんですけど、後に、ジョージ・ルーカスの嫁さんのマーシャ・ルーカスから「あの二人、付き合ってるわよ」っていうふうに教えられて、「俺、あの時ふんばってて良かった」って大爆笑したっていうエピソードがあるそうです。

「死ぬ」と聞かされて撮影をボイコットしたアレック・ギネス

 さて、オビ=ワン・ケノービ役を演じたアレック・ギネスは、同じ頃、ロンドンにいました。しかし、実は彼は、『スター・ウォーズ』のスタジオには来ておりません

 なぜかというと、チェニジアでロケをしていた時には、ロンドンのロケに入ってからいきなり「オビ=ワン・ケノービは死ぬ」って言われたからなんです。

 アレック・ギネスが「ちょっと待てよ! 話が違うだろ? 最後のシーンで俺は、Xウィングに乗ってデス・スターに突っ込んでいるルークに、『ルーク、フォースを使え』って言うんじゃなかったのか!?」と言うと、ジョージ・ルーカスは「それは“フォース”で伝えることにしたんだ。オビ=ワンは、もう死んで、フォースになってるんだよ」と(笑)。

 結局、アレック・ギネスは「ふざけんな! 俺はそんな映画に出ると言った覚えはない!」と言って家に帰ってしまって、撮影に来てくれなくなったんです。そんなオビ=ワンに対して、ジョージ・ルーカスが、毎日毎日、撮影の合間に散々電話したり、手紙を書いて謝っていたというのが、ちょうどこの頃です。

オビ=ワン・ケノービを演じたアレック・ギネス(画像は『スター・ウォーズ|STAR WARS公式HPより)

 つまり、この頃、ジョージ・ルーカスは撮影監督はクビにしたいし、アレック・ギネスは拗ねてしまって撮影に来てくれないで困っていた。

 ハリソン・フォードとキャリー・フィッシャーは、別れ話でちょっと揉めだして、ルーク・スカイウォーカーはそれを横で見て大爆笑という、こんなカオスのような状況だったわけです。

▼出演陣のもっとヤバすぎる制作秘話を聞きたい方はコチラ▼

#237表 岡田斗司夫ゼミ「テレビでは教えてくれない 10倍ヤバいルーク、レイア、ハン・ソロ!そして100倍ヤバいよ、ジョージ・ルーカス!」(4.45)

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