キリンホールディングスは9日、2017年の世界のビール生産量に関する調査結果(171カ国・地域対象)を公表した。総生産量は前年比0.1%減の約1億9090万キロリットルと、4年連続で減少。東京ドームをジョッキに見立てると約154杯分に相当するが、消費者の嗜好(しこう)の多様化が進む中、先進国を中心にビール離れが続いている。

 生産量首位の中国は、ビール以外の酒類を飲む人が増えるなどして3.9%減。2位の米国では個性的な味わいのクラフトビールを時間をかけて味わうスタイルが広がっており、2.6%減となった。

 日本は2.1%減で、16年連続の7位。ウイスキーを果汁や炭酸飲料などで割ったハイボールの人気が高まっているほか、缶酎ハイなどと比べ割高なため、ビール消費は低迷。酒類の安売り規制の影響もあり、13年連続で前年割れした。