【新定番 アウトドア水遊び】
連日35℃超え! 今年は120%猛暑である。はっきり言って何もする気にならない。水遊びを除いては……。

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昔から涼を取るのに一番手っ取り早い方法は、大人も子供も水遊びと言われていたかどうかは知らない。ただ、自然の中で水と戯れていると猛暑のことなど忘れて、涼しく楽しいことだけは間違いないのだ。これからいよいよ夏休み本格シーズン。ここで紹介するような本気の水遊びに興じてみるのはいかがだろうか?

浮かべて流れろ!パックラフト!
ウォーターアクティビティのなかでも、かなり手軽に遊べるパックラフト。静かな川面にプカプカ浮かべて、緩やかな流れに乗って下るのもいいし、糸を垂らして釣りをするのもいいかもしれない。川での脱力はこれに限る!

パックラフト
PACKRAFT

小さく軽量な空気充填型のボートで、軽量なモデルでは重量が1kg台のものもある。一般的なモデルでも2〜4kgのものがほとんどで、空気を抜いて折りたたんでバックパックに収納できるほど。空気の充填も慣れてしまえば数分で完了でき、すぐに漕ぎ出せる。


川でのんびり気分を味わうための新スタイル

アラスカで生まれたパックラフトは、もともとあらゆる地形を想定した旅のなかで、川やフィヨルドを渡るために生み出された。そのため、持ち運びに適したサイズ、重量であり、空気で膨らませれば簡単に水に浮かぶことができるように設計されている。バック“パック”に入れて運べる“ラフト”(=ボート)であることから、そう名付けられた。何より、収納性に優れているので家での保管にも困らないのがいい!

今回、埼玉県長瀞町でラフティングツアー会社を営む平井琢さんをガイドに、大人の川遊び〜のんびり編〜といった雰囲気で始まったパックラフトツアー、というより川遊び。

「うちでもパックラフトのダウンリバーツアーをやっていますが、最近人気ですね。おだやかな静水であれば、はじめての方でもものの10分で水の上を楽しく散歩できますよ」

実際に乗ってみると、浮力も大きくパドルでの操作も簡単。

「ビギナーであれば、ホワイトウォーター(白い波が立っている急流)を避ければ、心配なく遊べます」

ゆるい流れに乗せて、パックラフトを浮かべ、気の向くままに川を行ったり来たり、平井さんは釣り糸を垂れて、それぞれに自由な時間を過ごす。パドルで漕ぐのを止めて座っていると、まるでソファーの上でくつろいでいるような気分になってくる。いわゆる都会の喧騒を離れて云々というあれだ。

乗り降りも簡単なので、景色のいい河原があれば、サッと上陸できる。また、乗り慣れてくれば、急流も下ることができるため、遊びの幅も広い。水遊びに持っておきたいアイテムなのである。

静水でのパックラフトでは、がんばらない、が極意です
パックラフトに必要なパックラフト本体、パドル、ライフジャケット、ヘルメットをすべてバックパックに入れてもこのサイズ。

空気を入れるインフレーションバッグの構造はとてもシンプル。口が大きく開いた袋状で、バサバサと空気を取り込み口を閉めて空気を閉じ込める。

空気がいっぱいに入ったインフレータブルバッグをぎゅっと潰すようにして、パックラフトに空気を入れる。慣れれば、5〜6回で充填が完了する。


インフレーションバッグで空気を入れたら素早くバルブを閉じる。仕上げに口で空気を吹き入れれば完了。日向では空気が膨張するので、空気入れは日陰で行おう。



バックパックから取り出して準備完了まで、慣れれば4〜5分で済む。それからライフジャケットは忘れずに。乗る際には、浅瀬に浮かべてお尻から乗り込む。慣れるもなにも、簡単に乗り込める。

パックラフトは直進性に弱く、がんばって漕ぐよりも、一定ペースでゆるやかに進むといい。ただし、パックラフトは風の影響を受けやすく、風の強い日には、ある程度がんばりましょう。

まるでリビングでくつろぐように川で過ごす
荷物の運搬にも長けているパックラフト。自転車を載せるツワモノもいる。登山と組み合わせてもいい。この日は、平井さんが釣り道具を持って乗り込んだ。釣りとの相性はかなり良さそうで、ポイントを移動する際にも便利に使える。

手軽なウォーターアクティビティの決定版

ココペリ
ニルヴァーナ
価格:17万640円
艇内に入った水を自動で排水してくれるセルフベイラー機能搭載したモデル。安定性の高い背もたれも装備する。収納時も、H66cm×W3cm×D18cmとコンパクト。問い合わせ先は、モンベル。

【Profile】
日本でたった6名のラフティング協会公認マスターがガイド!

平井 琢さん:Guide
日本国内で6名しか認定されていない、ラフティングの公認マスターとして活躍。また現在は、河川救助のインストラクターとして数多くの講習も行なっている

【DATA】

アムスハウス&フレンズ/
住所:埼玉県秩父郡長瀞町中野上560
電話:0494-26-6906

ラフティングが盛んな長瀞町で早くからリバーSUPやパックラフトを取り入れているアムスハウス&フレンズ。水着やタオル、濡れてもいい靴さえあれば、さまざまな川遊びが楽しめる。いつでも最高の思い出を残してくれるのである

※『デジモノステーション』2018年9月号より抜粋。

text頓所直人

photo下城英悟(GREEN HOUSE)識者平塚琢
(d.365)
掲載:M-ON! Press