【ニュース提供=スポーツ・ソウル】アマチュアとして韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで2勝を収めた後、昨年プロデビューしたチェ・ヘジンに対し、“怪物新人”という修飾語を付けたところ、10代の少女に“怪物”という表現はよろしくないと責められたことがある。

だが、あれから1年あまり経ったいま、その表現が少しも誇張ではなかったと改めて実感している。“女子高生”を卒業したチェ・ヘジンが今シーズン、ルーキーにもかかわらず、最も熱いスターとして注目されているからだ。

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チェ・ヘジンは、デビュー1年目にもかかわらず、期待を超える大活躍を続けている。

現在、KLPGAツアーで、新人賞ランキングはもちろん、大賞ポイント、獲得賞金、勝利数、平均打数ランキングで1位を走っている。

『ヒョソン・チャンピオンシップ』と『BCカード・ハンギョン・レディースカップ』で優勝し、チャン・ハナ、イ・ソヨンと並んで勝利数ランキング1位タイ。

新人賞ポイント部門で1571ポイントを獲得し、2位のハン・ジンソン(692点)を大差で引き離している。

さらに、大賞ポイントランキング(330点)、賞金ランキング(5億7731万ウォン)、平均打数ランキング(69.7)と、個人タイトルの全部門でトップに立っている。

12年ぶりの「ルーキー全冠王」なるか

KLPGAツアーは、2週間の休息を終え、8月10日から3日間、済州(チェジュ)市の吾羅(オラ)カントリークラブの東・西コース(パー72)で開催される三多水(サムダス)マスターズ(賞金総額6億ウォン=約6000万円、優勝賞金1億2000万ウォン=約1200万円)から後半戦に突入している。


チェ・ヘジン


ゴルフファンたちは、個人タイトルの全部門で1位に立ったチェ・ヘジンが、その勢いに乗って後半戦も前半戦以上の活躍を見せ、全冠を達成するかどうか、強い関心を寄せている。

歴代のKLPGAツアーで、ルーキーが新人王のほか、大賞、賞金王、最小ストローク賞、最多勝などを同時に受賞した事例は6度ある。

まず、パク・セリが1996年に新人王と最優秀選手賞を同時に受賞。

その後、2002年にイ・ミナ、2003年にキム・ジュミ、2004年にソン・ボベ、2006年にシン・ジエ、2013年にキム・ヒョージュが新人王とほかのタイトルを同時に手にした。そして5年ぶりに、チェ・ヘジンが登場した。

このうち、“ルーキー全冠王”という空前絶後の大記録を樹立したのは、シン・ジエだけだ。もしチェ・ヘジンが全冠を達成すれば、2006年のシン・ジエ以降、12年ぶりとなる。

キム・ヒョージュを超え、シン・ジエと肩を並べる“ルーキー全冠王”の神話をつくることができるかどうか。それが、後半戦の最大の観戦ポイントだ。

全冠達成の可能性は?

全冠達成の可能性は高いだろう。

チェ・ヘジンが安定したパフォーマンスを維持しているからだ。

今シーズン、14の大会に出場し、予選落ちは1度だけ。9度もトップ10入りしているほどだ。

このような活躍は、長打力はもちろん、優れたショット感覚をすべて兼ね備えているからこそ可能だった。

チェ・ヘジンは、強い精神力と図太い度胸を前面に出した攻撃的なプレーが注目を集めている。

身長は167㎝とそれほど大きくないが、ドライバーの飛距離が3位(259ヤード)に入るほどの長打力を持っている。最近は長打力のある選手がツアーを制する傾向があり、チェ・ヘジンはその先頭に立っている。

さらにはアイアンショットもよく、グリーン的中率でも1位(81.4%)を走っている。

上半期終盤は、体力的な問題で集中力が落ちたという指摘もあったが、最後の大会である『MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ』で準優勝し、不安を払拭した。

下半期開幕戦の三多水マスターズを翌日に控えた8月9日、チェ・ヘジンはこう話した。


コ・ジニョン(左)、パク・インビ(中央)と一緒に三多水(サムダス)マスターズ公式記者会見に出席したチェ・ヘジン(右)


「大会が開催される吾羅カントリークラブには、良い思い出が多い。

上半期はスタートも締めくくりもうまくできたので、後半戦もいいスタートを切りたい。残りのシーズンのために、この大会で最初のボタンをしっかりかけたいという気持ちが大きい。

シーズンが終わったとき、“今年は本当に頑張った”と満足感を得られるように、甘んじることなく、常に最善を尽くしたい」

(構成=S-KOREA編集部)

(写真提供=KLPGA)チェ・ヘジン