高橋尚成投手コーチからは「初球の入り方」に注意、好投に「自信になった」

 野球の15歳以下の世界一を決める「第4回WBSC U-15ワールドカップ」が10日(日本時間11日)、パナマで開幕した。初優勝を狙う日本はオープニングラウンドB組初戦でオーストラリアに4-2で勝利。先発の畔柳亨丞投手(SASUKE名古屋ヤング)が3回1/3を被安打1、6奪三振、無失点に抑える好投で、チームを勝利に導いた。

 小雨が降る中、初回こそ先頭打者を四球で歩かせたが、その後は危なげないピッチング。直球と変化球を織り交ぜ、オーストラリア相手に次々と三振を奪った。延べ12人の打者から計6奪三振。メジャー経験のある高橋尚成投手コーチからは「外国の打者は初球から積極的に振ってくる打者が多いので、初球の入り方を注意するように」とアドバイスを受けていたといい「最初はすごく緊張したが、自分の投球ができた」。ベンチで清水監督、高橋投手コーチから「自分の投球をすれば絶対に打たれない」と言われて火が付いたといい「最初は相手選手の体が大きくて大丈夫かなと思ったが、伸びのある直球が通用したのが大きかった。直球が打たれないと思ったので、変化球を低めに投げることを意識した。外角低めに集められてよかった」と、胸をなでおろした。

 先発を伝えられたのは2日前。試合は朝10時開始で、6時過ぎに朝食という早いスケジュールだったが「昨日の夜は気持ちが高まりすぎて(気持ちを落ち着けるために)ホテルの前を走った」といい、この日も試合開始1時間前には肩を仕上げる気合の入りよう。「落ち着かないところはあったが、マウンドで仲間が励ましてくれて、落ち着いて投げることができた。今後に向けて自信になった」と、チームの期待を背負って上がった初戦のマウンドを振り返った。

 清水監督も「見事でしたね。期待通りの投球をしてくれた」と絶賛した投球内容。畔柳はこの日、50球で降板したため、中1日をはさみ、第3戦となる12日のキューバ戦から登板が可能。指揮官は「今日は(降板のタイミングは)プラン通り」と話しており、畔柳も「今日のような投球でチームに勢いを与え、勇気付けられる投球をしたい」と、次の登板に向けてイメージを膨らませた。(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

初戦のオーストラリア戦で好投した侍ジャパU-15代表・畔柳亨丞【写真:Getty Images】