【新定番 アウトドア水遊び】
連日35度超え! 今年は120%猛暑である。はっきり言って何もする気にならない。水遊びを除いては……。

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昔から涼を取るのに一番手っ取り早い方法は、大人も子供も水遊びと言われていたかどうかは知らない。ただ、自然の中で水と戯れていると猛暑のことなど忘れて、涼しく楽しいことだけは間違いないのだ。これからいよいよ夏休み本格シーズン。ここで紹介するような本気の水遊びに興じてみるのはいかがだろうか?

くつろげ!ポンツーンボート!
船というよりテラスやリビングのようなリラックスした空間を作り出してくれるポンツーンボート。“水上のグランピング”といえるようなその空気を、国内導入第1号艇に乗って体験してみた。

ポンツーンボート
PONTOON BOAT

ポンツーンとは元々、上陸作戦などに使用する軍用橋梁を意味する言葉から転じて、浮橋や平底ボートなどを指す。通常のボートに比べて船上が平らで広いので、大人数で乗り込んでパーティーなどを楽しむにはうってつけの形状だ。

湖面でグランピング気分が新しいボート遊び

ボートというと、船首の尖った形状のスポーツボートやフィッシングボートなどを思い浮かべる人が多いだろうが、今回体験してきたポンツーンボートはそれとは一線を画した四角い形状が特徴。この形を活かした船上のスペースは、ボートとは思えないほど広々していて、ラウンジにあるようなソファまで装備されている。まるでリビングやテラスにいるようにくつろげる、今までのボートのイメージを覆すような新しいボートだ。

定員は11人で、このサイズのボートとしてはかなりの大人数で楽しめる。アメリカでは“パーティー・ボート”とも呼ばれ、ボート遊びの新しいスタイルとして定着しているが、国内で乗れるのはまだ猪苗代湖、浜名湖、琵琶湖の3ヵ所だ。ヤマハでは一般販売をしておらず、「Sea-Style」でのレンタルでのみ利用可能とのこと。

実際に乗ってみると、ソファにリラックスして腰掛け、風を感じながらのクルージングが最高に気持ちいい。従来のボートでは、船首のほうに座れるものは少ないのだが、ポンツーンボートは特徴的な形状と、操縦する人が中央に座るスタイルもあって、前方に腰掛けて風を切って進んでいく感覚が存分に味わえる。スピードも一般的なボートと同じくらいは楽に出せるので、形からイメージするよりずっと速い。

そして、停泊中の楽しみが広がるのが一般的なボートとの最も大きな違い。静かな入江に停泊させてリラックスした時間を過ごすのもいいし、コンロなどを持ち込めばBBQなどもできるので、水上で大人数のパーティーも楽しめてしまう。
湖の上でお肉が食べれるなんてしあわせ〜!

今年の4月下旬にレンタルがスタートしたばかりだが、プチ同窓会のような利用者が多いというのもうなづける。後部には独立したフィッシングシートを装備しているので、ゆっくり釣りを楽しむことも可能だ。

これまではちょっとハードルの高かったボート遊びを一気に身近にしてくれる可能性を持った、新たなスタイルの遊び方だ。

ボートとしての運動性能も十分
今回乗った『G3ポンツーンボートV322RF』。製造しているG3社は、アメリカにあるヤマハの子会社で、国内に導入されるのはこれが初となる。大型の船外機を備え、速度は30ノットほど出せる。

船上とは思えないリラックスした空間
座り心地のいいソファに腰掛けてのクルージングは、まさに”水上のグランピング”といった雰囲気。コンロなどを持ち込むことも可能で、音楽を流すこともできるので、パーティー気分で楽しめる。

ゆっくり走っても停泊していても楽しい
風を切ってのクルージングも楽しいが、静かな入江を探索するような低速域でも魅力を存分に味わえる。船の縁までソファがあるので、水中を覗き込んだりもできる。小型船舶免許を持っていれば操縦することも可能だ。

【DATA】
水が美しく穏やかな猪苗代湖で水遊び

磐梯マリーン猪苗代マリーナ
住所:福島県耶麻郡猪苗代町 大字翁沢字不動堂579-10
電話:0242-65-2750

「Sea-Style」で初となるポンツーンボートのレンタルが楽しめる猪苗代湖のホームマリーナ。通常のボートや後のページで紹介するマリンジェットのレンタルも可能で、ウェイクボードなども楽しめる。

※『デジモノステーション』2018年9月号より抜粋。

text増谷茂樹

photo松川忍
(d.365)
掲載:M-ON! Press