“ゴトプラ”という不思議な名前から、どんな商品を想像するだろうか? 組み立て前のパーツ状態では「東京」「大阪」といった地名の文字、組み立てると東京タワーや大阪城になるパズルのような“ご当地組み立てプラキット”なのだ。こんな面白い商品を考えたのは、株式会社プレックスのプランニング・デザイン部デザイナー、坂尾重紀さん。ゴトプラのユニークなアイデアはどこから浮かんだのだろうか? 坂尾さんに聞いてみた。

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“ゴトプラ”に興味を示したのは、大阪のお土産屋さんだった


── 坂尾さんは、スーパー戦隊やウルトラシリーズなどの玩具に関わってこられたと聞いています。

坂尾 「出撃!マシンロボレスキュー」という玩具の企画・デザインを経て、食玩「ムゲンバイン」シリーズ等を担当させていただきました。現在は、海外で展開する玩具の企画開発をやらせてもらっています。

── そのかたわら、ゴトプラを企画したわけですね。

坂尾 そうです。ゴトプラのパッケージに「P」というマークが付いています。プレックスはバンダイの玩具の企画・デザインを行なういっぽう、社内に企画営業部がありまして、プレックスのオリジナル玩具を「P」マークで開発・販売しています。その流れの中で商品の企画コンペがありまして、ゴトプラの素案を提出したら社内で「いいね」と認めてもらえたんです。そんな中、ご当地商品を多数販売しているマックスリミテッドさんという大阪の会社が「さすがプレックスやなあ! 文字が建物になるなんて、ほんまにできるんですか」と、とても喜んでくれて。


── そのマックスリミテッドさんとは、どういう会社なのですか?

坂尾 携帯電話につける根付やスタチューですとか、ご当地グッズやお土産業界に強い会社さんなんです。何か新しいお土産物アイテムを探していたそうで、ゴトプラはまさにぴったりだったわけです。

── では、マックスリミテッドさんと出会ったことからゴトプラの企画が現実化したわけですね?

坂尾 ええ。ジョイントでパーツをつないでいくことで形の変わる「ムゲンバイン」の経験があったので、もっと楽にできるだろうとタカをくくっていたのですが、実際に開発を始めてみると、とっても大変でした。

── どこに苦労しましたか?

坂尾 まず、決まった大きさの枠の中で、パーツ数も限られているところです。「ムゲンバイン」もパーツを組みかえる玩具ではあったのですが、オリジナルのモンスターなど、最終的な形態は自由だったんです。ところが、ゴトプラでは東京タワーなど、実際に存在する建物にパーツを組みかえないといけない。最初の頃は、そこに苦労しましたね。
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ご当地でしか手に入らないプラキット、“ゴトプラ”って何だ!? プレックスのデザイナー、坂尾重紀さんに聞いてみた!【ホビー業界インサイド第38回】