灼熱のような暑さの日々が続いたり、台風に見舞われることが例年より多かったりと油断できない今夏ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
キンと冷房の効いた純喫茶に逃げ込んだ瞬間はとても心地良いものですが、その温度差で体調を崩されないよう楽しくひと休みしていきたいですね。

 さて、7/3に2年ぶりとなる新刊『純喫茶とあまいもの(誠文堂新光社)』を発売したばかりですが、8/10に5冊目となる『クリームソーダ 純喫茶めぐり(グラフィック社)』も発売となりました。

『クリームソーダ 純喫茶めぐり』/グラフィック社/難波里奈

 冬の終わりから夏の初めにかけて、全国28都道府県を旅し、41軒の純喫茶を巡って、お店の方たちにソーダ水と同じくらい色とりどりなお話を伺ってきました。

左)滋賀・近江八幡・ライフ/右)広島・新広・赤煉瓦
左)山口・柳井・茜/右)兵庫・姫路・茶房大陸

 今回のテーマは、タイトルにあるように「クリームソーダ」ではあるのですが、純喫茶を訪れた時に気になってしまうのはやはり、その愛情を感じる内装やお店の人たちの想い。「クリームソーダ」といっても、2つとして同じものはなく、グラスの形、ソーダ水の色・濃さ、アイスクリームの形や量、マドラーやスプーンの有無などに、それぞれのこだわりをふんだんに感じ、クリームソーダの奥深さをさらに知ることができたのも良い経験でした。

全国で味わったクリームソーダをあなたに

上)群馬・高崎・コンパル
左)京都・山科・マリ亞ンヌ/右)北海道・函館・きくち

 平日は会社員として勤務しているため、遠方への取材は主に休日を利用することがほとんどです。この本を作るにあたって、3月から6月初旬の週末はどこかの土地のビジネスホテルの部屋で目を覚ますことがほとんどでした。片道6時間かけて訪れた土地でも、日帰りの場合は滞在時間も短く、たった2時間ほど純喫茶でお話を伺ってすぐにトンボ帰りすることもしばしばでした。

 それでも、目当ての純喫茶を求めて未踏の地を散策する楽しさはどの街でも変わらず、わくわくする日々でした。この本をご覧の皆さまとそんな気持ちを共有できたなら何よりも嬉しいことです。

 北海道から九州まで。まだまだお邪魔したい純喫茶は多数ありますが、現時点で気になっていたお店へ訪れることができました。
これからの季節にぴったりの爽やかなソーダ水越しに見える純喫茶の世界を求めて、知らなかった街へ旅に出るのはいかがでしょうか?

Text/難波里奈

『クリームソーダ 純喫茶めぐり』/グラフィック社/難波里奈

難波さんの新刊『クリームソーダ 純喫茶めぐり』が発売中!
美しくておいしい、クリームソーダの魅力をぜひ体感してみて。

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