“将来はワークスライダー”、そんな大層な夢は持っていなくても、親子でツーリングなどバイクを一緒に楽しみたいと夢想しているパパ世代のライダーは多いはず。そんな人におすすめしたいのが、キッズ用の電動バイク『ヨツバモトMeow(ニャオ)』だ。身長85cm〜、年齢でいうと3歳くらいから乗ることができるサイズで、転倒センサーやハンドルが切れすぎないようにサポートする機構も備え、初心者でも安全に楽しめる配慮がされている。キッズライダー向けのレースも行われているので、その気になればレースデビューを果たすことも可能だ。

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重さはエンジン付きキッズ向けバイクの1/4
ヨツバモトはオフロード向けのバイクや自転車用品を展開するダートフリークのキッズ向けブランド。これまでもキッズ向けのバイクは存在していたが、基本的にエンジンが動力なので、車重が重くなってしまうのがネックだった。また、エンジンの出力も初めてバイクに乗る子どもには、ややハードルが高かったのも事実。その点、『ヨツバモトMeow』は重量約12.5kgとエンジン付きモデルの約1/4という軽さを達成。転倒しても自分の手で起こすことができるので、キッズも心置きなく“転ぶことに慣れる”ことができる。転倒がつきものの2輪車にとって、これは大切な要素だ。

タイヤサイズは12インチと16インチの2種類が用意される。価格は12インチモデルが7万4520円、16インチが8万4240円だ。

3軸の転倒センサーを備えているので、転んだら即モーターが止まる。起こしている間に走り出さないような機構もきちんと搭載されている。

“ちゃんと遅い”ので危険が少ない
ヨツバモトのコンセプトは“ちゃんと遅い”こと。3段階の速度調整機構が備わっていて、最も遅いモードで出せるスピードは時速6.5km(12インチモデル)。早歩きくらいの速度なので、ストライダーなどのキックバイクに慣れた子どもなら十分に乗りこなすことができる。丸みを帯びたデザインは突起がなく、万一の際にも子どもを傷つけないように配慮されたものだ。

突起のないキックバイクのようなデザイン。スタート時にはキーを挿す必要があるが、走行中は抜いておけるので、引っかかる心配がない。

ハンドルが急に切れてしまわないようにする機構はバネを使ったシンプルなもの。

子ども用でも手を抜かない装備
モーターはインホイールタイプで、バッテリーは電気自動車などを同じリチウムイオンを採用する。キッズ向けだからといって、必要な部分には手を抜かない姿勢が感じられる仕上がりだ。最も遅いモードでは約120分の走行が可能なので、子どもの練習用には十分なスペックだろう。バッテリーが空の状態からの充電時間は約2.5時間だ。

今回の取材では、実際にヨツバモトとエンジン付きのキッズバイクが混走する(クラスは違うので表彰は別)レースを観戦したが、まだ小さな子どもが自分の足では登れないような登り斜面をヨツバモトでガンガン駆け上がって行く様子は、それだけでこのマシンの魅力が伝わってくる光景であった。ゆくゆくは、ヨツバモトでバイクデビューを果たしたキッズたちがレースシーンを席巻する時代が来るかもしれない。

キッズといえどスタートラインに並べば気合充分。

キッズレースは親御さんのサポート付き。親子で楽しんでいるシーンも魅力的だ。

レース後はきちんと表彰式やシャンパンファイトも行われる。

関連サイト
ヨツバモト

text増谷茂樹
(d.365)
掲載:M-ON! Press