小野寺五典防衛相は9月上旬にオランダとイタリアを訪問する検討に入った。防衛省幹部が11日、明らかにした。両国の国防相との会談を調整しており、北朝鮮の核・ミサイル廃棄に向けて連携を求めたい考えだ。両国が加盟する北大西洋条約機構(NATO)との安全保障分野での協力も話し合う見通し。

 オランダではハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)の本部視察を検討している。OPCWは化学兵器禁止条約に基づき検証などを行う組織で、防衛省は過去に査察などに従事する自衛官を派遣してきた経緯がある。小野寺氏は、北朝鮮が非核化の具体的措置を講じる際には、2016年に途絶えた自衛官派遣を再開するなど協力する意向を示している。

 イタリアの国防相との会談では、防衛装備品の共同開発の実現に向けて意見交換。日伊両国は17年5月、共同開発を可能にする協定に署名している。