凸版印刷株式会社は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である「原城跡」のVRのコンテンツ「原城」を制作しました。築城当時と島原・天草一揆時の原城がVRで蘇るこのコンテンツは、同社の体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」にて公開しています。

GPSと連動し、現地で歴史を体感

原城は江戸時代初期に廃城となったものの、1637年に起きた島原・天草一揆では、劣勢となった一揆勢が原城に立てこもり、決死の抵抗を続けました。一揆の終えん後、幕府は原城が再び籠城の拠点とならないよう徹底的に破壊し、一揆勢の亡骸とともに土中へ埋め尽くしました。

今回、貴重な遺跡の価値を、より分かりやすく後世に伝えていくため、原城の築城当時および島原・天草一揆時をVRで表現。GPSと連動して「原城跡」内の8か所でVRコンテンツを表示できるスマートフォンアプリとして公開しました。観光客や市民に対し、現地で原城の歴史を体感できるVRコンテンツとなっています。

https://www.youtube.com/watch?v=YIhTe9OIi2U

凸版印刷の「デジタル文化財」提供推進

凸版印刷は、国宝をはじめ地域のさまざまな文化資産をデジタルで再現し、人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」の提供を推進しています。手がけるのはVRコンテンツの制作をはじめ、臨場感と没入感を体験できるVRシアターや、GPSを組み合わせた体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ」など。最新のデジタル表現技術を用い、文化資産を活用した地方創生支援を展開しています。

中でも「ストリートミュージアムアプリ」は、VRとGPSを組み合わせた旅行者向け観光アプリです。現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動。その土地その場所ならではの体験が可能です。

旅行者はVRコンテンツを通じてバーチャル観光が体験できるほか、音声による解説で理解を深めたり、現在の地図だけでなく当時の古地図を見ながら町歩きを楽しむことができます。松本城(長野県)や福岡城(福岡県)など、全国各地の史跡を1つのアプリで楽しめる史跡観光アプリとして、2018年7月末現在18コンテンツを公開しています。
ダウンロードはこちら(iOS/Android)から。

「ストリートミュージアムアプリ」についてはこちらの記事でも紹介しています。

VRで蘇る江戸時代の国宝 凸版印刷が『国宝松本城VR』を制作 | Mogura VR

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凸版印刷、VRで17世紀の「日本人村」を復元 | Mogura VR

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凸版印刷が北海道の「日本遺産」VRで復元、往時の雰囲気伝える | Mogura VR

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(参考)凸版印刷株式会社プレスリリース