11日ロッキーズ戦の後に配置転換か「マエダは昨年10月にブルペンで輝いた」

 ドジャースの前田健太投手は10日(日本時間11日)の敵地ロッキーズ戦で5回1/3を6安打3失点7奪三振3四球に抑え、8勝目の権利を持ってマウンドを降りた。しかし、救援投手が逆転弾を浴びてドジャースは3-4で敗れ、8勝目はならず。この試合では粘りの投球を見せた日本人右腕だが、守護神ケンリー・ジャンセンの不整脈による戦線離脱で、昨年のポストシーズン以来となるセットアッパーに配置転換となる可能性があると地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じている。

 昨年のポストシーズンでは9試合に救援登板し、2勝0敗、防御率0.84の活躍でワールドシリーズまでブルペンを牽引した前田が、今度はクローザーを務める可能性も出てきた。

 今季32セーブの絶対守護神ジャンセンは10日(同11日)にロサンゼルスで不整脈の検査を受け、すでに故障者リスト(DL)入り。記事によると、デーブ・ロバーツ監督は「彼の健康状態が最も重要だ。医師たちは彼を守るために全力を尽くす。10日間で戻ってこられるなら、素晴らしい。そうでなければ、彼の健康のためだから仕方ない。準備するまでだ」と明かしたという。

 そして、ジャンセン不在時の対応策は「何人かでクローザーを務める」と語ったという指揮官。同紙の中で候補として名前が挙がっているのが、スコット・アレクサンダーと前田の2人だ。

 記事では「ロバーツはアレクサンダーをチームで最も使い勝手のいいリリーバーだと評している。9回だけでなく、重要な局面で使うことになると言っていた。マエダは金曜日に先発した後、ブルペンに再合流することになるだろう」と予想。この日の登板を最後に前田は配置転換になる可能性があるという。

 理由は、昨年のプレーオフでの前田の“無双”ぶりとドジャース先発ローテーションの陣容にあるという。「マエダは昨年10月にブルペンで輝いた。ドジャースは昨季終盤、彼の再配置を計画した。彼の先発ローテーションでの存在は余剰かもしれない」。ドジャースの先発は現在、通常より1人多い6人ローテーションで回している上に、柳賢振、アレックス・ウッド両投手も故障から復帰が近づいていることにも同紙は言及している。

 ロバーツ監督は試合後、前田のブルペンへの配置換えについて「検討中」と語り、前田は同紙の取材に対して、まだ指揮官と話はしていないと明かしたという。再びブルペンから守護神不在のチームを救うことになるのだろうか。(Full-Count編集部)

ロッキーズ戦に先発したドジャース・前田健太【写真:AP】