キズナアイなどで人気のバーチャルYouTuber(VTuber)だが、キャラクターを制作して動かす技術や知識が必要で、普通の人は手を出せない。ところが、誰でもVTuberになれるかもしれない新技術が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「コミックマーケット94」の「Preferred Networks(プリファード・ネットワークス)」のブースで披露された。

 同社(東京都千代田区)は、自動車の自動運転システムやがんの早期診断技術など、最先端技術を手掛ける会社だ。新技術は、キャラクターのイラストを描き、スマートフォンのカメラで撮影するだけ。その後カメラ付きのモニターの前に立つと、自分の姿がイラストのキャラクターになって、手足を動かしてもしっかり動いた。試しに「コマネチ!」のポーズをしてみたが、ちゃんと反応した。

 現段階では、1枚のイラストであるため、背中を向けなかったり、前後の動きに対応できないなどの課題はある。しかし、現状でも同じモニターで最大5体のキャラクターを同時に動かせる。

 新技術は3月ごろから開発し、コミケ直前に公開した。開発中のためサービス名もなく、現段階で製品化の時期も未定だ。同社の担当は「VTuber以外にもいろいろ応用できる技術だと思います」と話している。

「コミックマーケット94」の「Preferred Networks」ブースで公開された新技術。美少女キャラクターが人と同じポーズを取っている。