男子サッカー、8強で唯一V経験ある三浦学苑敗退…どこが勝っても初優勝に

 全国高校総体(インターハイ)の男子サッカー競技は、11日に準々決勝を行い、桐光学園(神奈川第2)、昌平(埼玉)、山梨学院(山梨)、東山(京都)がそれぞれ準決勝に進出した。ベスト8に残ったチームの中で唯一、優勝経験のある三浦学苑(神奈川第1)が敗れたため、どのチームが勝っても初優勝となる。

 桐光学園は、U-16日本代表FW西川潤(2年)が好調だ。準々決勝では、富山第一(富山)を相手にハットトリックを達成した。1年次から10番を背負う注目選手で、スピードと技術を兼ね備えたドリブルシュートが魅力。2年生になって力強さが加わった。福森晃斗(札幌)を擁した2010年以来、8年ぶりの4強進出となった。

 対する昌平は、攻撃のバリエーションが豊富。2回戦ではミドルシュートを打ち続け、優勝候補の青森山田(青森)を撃破した。3回戦では、セットプレーで勝利。準々決勝は、ボランチの原田虹輝(3年)がドリブル突破で活路を開いた。4強進出は、松本泰志(広島)、針谷岳晃(磐田)を擁した2016年以来2年ぶり2回目。

準決勝は12日、勝ったチームが翌13日の決勝へ

 山梨学院は、エースストライカーの宮崎純真(3年)の活躍が目立つ。粘り強い守備から宮崎にボールを集め、ターンやドリブルで攻撃にシフトチェンジ。味方のサポートを得ながら、宮崎がドリブルで仕掛けていく。準々決勝は、宮崎の2得点で日章学園(宮崎)に逆転勝ちを収めた。

 東山は、4強に残ったチームの中で唯一、2回戦からの出場で試合数が少ない。3試合をわずか1失点で勝ち上がった堅守がベース。ロングパスを多用することで相手のショートカウンターを回避し、中盤でセカンドボールに競り勝って攻撃に移る。山梨学院と東山は、ともに初のベスト4進出。

 翌12日に行われる準決勝では、桐光学園と昌平(三重交通Gスポーツの杜鈴鹿、サッカー・ラグビー場メイングラウンド)、山梨学院と東山(四日市中央緑地公園陸上競技場)がそれぞれ対戦する。キックオフ時間は、ともに11時予定。勝利チームは13日の決勝に進む。

◇インターハイの男子サッカーは8月7日より6日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。(平野 貴也 / Takaya Hirano)

優勝経験のある三浦学苑を破って初の4強を喜ぶ東山イレブン【写真:平野貴也】