▽明治安田生命J1リーグ第21節のヴィッセル神戸vsジュビロ磐田が、11日にノエビアスタジアム神戸で行われ、2-1で神戸が勝利した。

▽リーグ2試合勝ちのない5位神戸(勝ち点29)は、0-1で敗北した前節のFC東京戦からスタメンを3名変更。三田、増山、大槻に代えて、イニエスタ、ポドルスキ、古橋を起用した。ワールドカップ制覇経験者のイニエスタとポドルスキが競演する初の試合となった。

▽一方、リーグ5試合負けのない9位磐田(勝ち点28)は、3-2で打ち勝った前節のベガルタ仙台戦からスタメンを1名のみ変更。松本に代えて、宮崎を起用した。

▽試合の立ち上がり、神戸はイニエスタやポドルスキを経由して攻撃を構築しようとするが、磐田が危険なゾーンをチェックしつつカウンターで応戦。それでも11分、神戸はボックス手前中央でポドルスキがミドルシュートを放つ。これは枠を外れたものの、左足の強烈なシュートが磐田ゴールを襲った。

▽15分、神戸がホームサポーターの期待に応える形で結果を出す。右サイドでボールを持ったポドルスキが中央に切り込みつつ縦パスを供給すると、ボックス手前中央で受けたイニエスタが、球足の速いパスを右足で難なくコントロールして華麗なターンを披露。磐田DFを置き去りにし、GKカミンスキーもかわし、ゴールに流し込んだ。

▽28分、ワールドクラスの得点の余韻が冷めやらないまま、神戸の時間が続く。渡部が大きなフィードを蹴ると、左サイドのティーラトンが走り込んでクロスを上げる。すると、ウェリントンがフリーの状態で飛び込む。しかし、ヘディングシュートは枠を左に外れていく。

▽34分、磐田が反撃に出る。右サイド深い位置で味方のパスに追いついた田口が、滑り込むようにして中央に折り返す。すると、大久保がフリーの状態でヘディングシュートを放ったが、GKキム・スンギュのファインセーブに阻まれて同点弾とはならない。

▽磐田が決定機を逃すと、神戸がすかさず追加点に迫っていく。42分、中盤でボールを持ったイニエスタが緩急を付けて田口を置き去りに。そのまま前を向いてディフェンスラインの裏に浮き球の絶妙なラストパスを送る。しかし、抜け出した古橋はトラップをミスし、一対一の場面でシュートを打つことができない。

▽前半は、ワールドクラスのプレーに磐田が翻弄される形で終了。巻き返しを図る磐田は、宮崎に代えて山田を送りだし、後半をスタートさせた。すると47分、磐田がチャンスを作り出す。田口がボックス手前で仕掛けるとボールは神戸DFに一度カットされたものの、再び田口の下へ。すると、田口が放ったミドルシュートは得点にはならなかったが、積極的にゴールを脅かした。

▽しかし56分、磐田にいきかけた流れを断ち切るようにまたしても神戸の攻撃が火を吹く。相手陣内中央でイニエスタが左サイドの大崎にパスを送ると、大崎がダイレクトでボックス手前中央に繋ぐ。ウェリントンがさらにダイレクトで右足アウトを使い最終ラインの裏にスルーパスを送ると、古橋がボックス内左で一対一を迎え、冷静にファーに流し込んだ。古橋にとっては、記念すべきJ1初ゴールとなっている。

▽点差を2点に広げられた磐田は、68分には途中出場の荒木がボックス左から強烈なミドルシュートを放ち、直後の69分に山田もボックス手前中央から狙っていくが、GKキム・スンギュの牙城を崩すことができない。

▽それでも84分、山田がボックス左で仕掛けてイニエスタと交錯し、転倒。これがPKの判定となり、キッカーの川又がゴール左に沈めて磐田が1点を返した。しかし、逃げ切りを図る神戸からそれ以上得点を奪うことはできず。2-1のスコアで試合終了を迎えた。

▽この結果、イニエスタと古橋のJ1初ゴールによって神戸が3試合ぶりの勝利を手にすることに。対する磐田は、6試合ぶりの敗北を喫した。

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