重賞初制覇に挑むリライアブルエースがここまでの馬になったのは感慨深いものがあります。デビュー前から脚部不安にずいぶんと悩まされ、3歳でようやくデビューにはこぎつけたものの、左前脚の膝ウラの腫れに悩まされ続けていました。

「3歳時は1年ほぼ棒に振った。復活できただけでも奇跡的だよ。素質の高さは感じていただけに、同世代の馬たちが活躍しているのをみると悔しさがあった。3歳時の無念を晴らしてあげなければ」と担当する池田厩務員。

 脚元が落ち着いてからは着実にクラスを上げていき、重賞も使うごとに成績をあげています。

「体も凄く良くなった。筋肉の張りも素晴らしい。最近はただ歩いているだけでいろんな人たちから『いい馬ですね』と声をかけられるようになった。それだけこの馬にオーラが出てきたということだろう。」

 そして、もともと馬体重の変動が少ないタイプとはいえ、いまこそが「ベスト体重に近い状態」(池田厩務員)とのことでした。

 今回は馬装もシンプルにまとめて、レースに挑むというリライアブルエース。池田さんにこの馬の魅力について改めて聞くと、

「中2週だけど元気いっぱいだよ。終いの脚もいい。そして、いまもまだ進化し続けているところ」

 という回答が返ってきました。この関屋記念はリライアブルエースにとってまだ通過点なのでしょう。それが証明されるレースになるといいですね。

(取材・文:花岡貴子)