▽明治安田生命J1リーグ第21節、サンフレッチェvsV・ファーレン長崎が11日に行われ、2-0で広島が勝利した。

▽被爆を経験した広島と長崎による平和への願いを込めたピースマッチ。2度目の顔合わせとなった今回は広島のホームで行われた。前節、試合終了間際のオウンゴールで湘南ベルマーレ相手にドローで終わった広島は今節も同じスタメンを起用。2試合ぶりの勝利を目指す。

▽一方、前節は好調浦和レッズとスコアレスドローに持ち込んだ長崎は、高杉と黒木を代えて田上と磯村を先発起用。こちらは3試合ぶりの勝利を目指す。

▽試合前に黙祷が捧げられたこの一戦。まずチャンスを迎えたのは長崎。2分、右サイドを突破した鈴木のグラウンダーのクロスにファンマが飛び込むが、シュートはGK林にセーブされる。その直後、今度は広島が右サイドに流れたパトリックのクロスから渡がファーサイドで合わせようとするがわずかに届かず。

▽序盤は激しい攻防を見せた両者だが、その後はこう着状態に。互いに中盤の組み立てに苦労し、ゴール前まで攻め込むことが出来ない。そんな中、27分に広島が敵陣左サイドでFKを獲得。一度中央の青山に繋いで、クロスを供給するが反応したパトリックはオフサイドの判定に。

▽試合が進むにつれて、広島が徐々にポゼッションを高めていく展開に。36分には、パトリックが柴崎とのワンツーでゴール前まで抜けて、GKと一対一になるがシュートは枠の左にわずかに逸れてしまう。その後、稲垣のシュートで再びゴールに迫った広島は44分、ボックス手前でパトリックと競り合った相手の手にボールが当たり、絶好の位置で広島にFKが与えられる。キッカーを務めた柴崎はそこから力の抜けた見事なシュートをゴール左上隅に突き刺し、広島が先制して前半を終えた。

▽後半も互角の戦いを見せる。49分に嶋田のシュートで長崎がゴールに迫れば、54分には青山のパスからディフェンスラインの裏に抜け出した渡がシュートを放つがGKの正面。さらに65分には柏の得意のカットインからのシュートで広島もチャンスを迎える。

▽長崎の運動量が落ちていく時間帯、広島が次々とゴールに迫る。まずは75分、自陣からのカウンターでパトリックが持ち上がると、途中交代のティーラシンとのワンツーで一気にGKと一対一に。決定的なシーンだったが、ここはGKに軍配。続く79分には青山のクロスから再びパトリック。頭で合わせたが枠には飛ばなかった。

▽試合も終盤に入った88分、広島の自陣右サイドからのスローインを起点に、ティーラシンがパトリックとのワンツーで、一気にディフェンスラインの裏を取る。そのまま華麗なループシュートでGKも制し、試合を決定付ける2点目を奪取。その後まもなく主審の笛が鳴り響き試合終了。広島と長崎による“ピースマッチ”は2得点を奪った広島が制した。
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