Image: NASA Goddard/YouTube

まだテストなのに、TESS君はデキる子です。

NASAMITとタッグを組んで、まだ見知らぬ惑星を探すべく開発したトランジット系外惑星探索衛星「TESS」。この人工衛星、300光年先にある20万個の星を捉える高性能カメラを搭載しています。

TESSは2018年4月18日に打ち上げられ、いまはテスト運用中とのこと。ところが、テスト中だというのにゴージャスすぎる天体ショーを激写しちゃいました。

それは7月25日のこと。TESSが17時間かけて6軸分の幅の画角を撮っていると、今年初頭にNASAが広域赤外線探査衛星「NEOWISE」で発見した彗星「C/2018 N1」が写り込みました。おまけに大きめの変光星もチカチカ光り、火星の反射光もボンヤリ見えるという、宇宙てんこ盛りの映像となったのです。

この動画は、写真をつなぎ合わせているためコマ撮りアニメになっています。

超高性能カメラつき人工衛星、TESSのポテンシャル

面白いのは、太陽風にあおられて「C/2018 N1」のしっぽの向きが徐々に変わっているところ。進行方向の後ろではなく、違う方を向きつつフラフラと揺れていました。地球から48億km離れた場所を飛ぶ彗星は、太陽の周回軌道にいるため、こんな動きになるんだそうです。

そして、彗星の始点と終点あたりで白黒に点滅する変光星も面白いんですよ。映像の途中では、画面の中央にオーロラのような、画角外にある火星からの反射光も薄っすら写り込んでいるのがわかります。

そして、NASAによると彗星のはるか彼方で画面を埋め尽くす、小惑星がたくさん写ったこともすごいことなんだそう。後半で早回ししてみると、どれもが「C/2018 N1」の反射でキラリンと光っていますし、さらにはゆっくりと移動している流星群も確認できます。

テストの段階なのにこんな写真を撮っちゃうTESS。問題なく動いているようですし、本格的に始動したらどんな発見があるのか楽しみです。

Source: YouTube via NASA
Reference: Wikipedia