幻想的なアート作品が展示されているホテルのロビーが話題だ。

展示する佐賀県武雄市の御船山楽園ホテルの小原嘉久代表に詳しく聞いた。

御船山楽園ホテルのロビーが幻想的

御船山の麓にある「御船山楽園ホテル」のロビーが話題になっている。

玄関を入ると、数多のランプが出迎えてくれる幻想的な光景が広がる。

ランプの近くで立ち止まり、しばらくじっとしていると、最も近いランプが強く輝き音色を響かせ、その光が近くのランプに伝播する。

ネット上で「絶景」「凄いの一言」「幻想的」「不思議で素敵」「めっちゃ綺麗」「別の世界に繋がったよう」「まるで異世界」「吸い込まれる感じ」「絶対行きます!!」など話題になっている。

チームラボが手掛ける「呼応するランプの森」

これは「森の中の、呼応するランプの森とスパイラル-ワンストローク」という作品。デジタル技術とアートを融合した作品群で知られるアート集団・チームラボが手掛ける。

ホテルは今年6月に名称を「御船山観光ホテル」から「御船山楽園ホテル」に変更し、リニューアルオープンした。

ロビーのランプシェードは、ムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)を使用している。

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク/(C)teamLab

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク/(C)teamLab

御船山楽園でアート展

チームラボは毎年、武雄市の国登録記念物の名勝地「御船山楽園」でアート展を開催しており、今年で4回目を迎える。

2018年の「earth music&ecology  チームラボ かみさまがすまう森」では、50万平方メートルの大庭園内に「自然が自然のままアートになる」プロジェクトの新作や、同ホテルの作品などを加えた全17作品を展示している。

森と建物をつなぎたいと導入

小原代表によると、ロビーの装飾は1年半ほど前にチームラボ代表の猪子寿之さんに提案されたという。

猪子さんと「御船山楽園をアート化したい」と話しており、「御船山の森と建物をつなげていきたい」と考えていたそうだ。

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク/(C) teamLab

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク/(C) teamLab

コンセプトは「より自然の一部に」

展示のコンセプトは「御船山の森とランプの森がつながって、より自然の一部になっていく」だ。

一見バラバラに配置されたランプは、それぞれのランプから最も距離が近いランプに線を引いたときに、始点と終点が同じ一筆書きできる一本のつながった線になるように配置されている。

人に呼応するランプの光は2つに分かれ、まるで火が燃え移っているかのように伝播。それぞれ全てのランプを一度だけ通る1本の光のラインとなり、最後に起点となった最初のランプで出会う。

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク/(C)teamLab

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク/(C)teamLab

展示はInstagramやTwitterなどで大反響を呼んでおり、Twitterでは23万超の「いいね!」を得たという。

予想以上に好評で、ある土曜日には500~600人が来場。県外から来た人も多かったそうだ。

ロビー展示は常設、10月28日までは特別仕様も

ホテルロビーの展示は、アート展終了後も常設展示される。

展示時間は午前11時~午後10時30分。宿泊者に限らず、カフェの利用者も見ることができる(カフェの営業時間は午前11時~午後9時)。

アート展開催期間中(10月28日まで)の午後7時~午後10時30分は、ロビーのランプ作品が「かみさまがすまう森」仕様になるという(※同時間帯はアート展のチケットを持つ人および宿泊者限定)

▼8月31日までは、ランプ作品に夏限定で「かさねのいろめ」が加わる。

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク/(C)teamLab

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク, 夏の森/(C)teamLab

小原代表は、展示に込める思いをこう語った。

集客も大事だが、何か新しい価値・概念を共有したい。新しい宿泊体験をチームラボと一緒にお客様にお伝えできればと思います。

【取材】佐賀・御船山楽園ホテルの「ロビー」が幻想的!カフェ利用でも作品を楽しめる