【新定番 アウトドア水遊び】
連日35度超え! 今年は120%猛暑である。はっきり言って何もする気にならない。水遊びを除いては……。

【詳細】他の写真はこちら

昔から涼を取るのに一番手っ取り早い方法は、大人も子供も水遊びと言われていたかどうかは知らない。ただ、自然の中で水と戯れていると猛暑のことなど忘れて、涼しく楽しいことだけは間違いないのだ。これからいよいよ夏休み本格シーズン。ここで紹介するような本気の水遊びに興じてみるのはいかがだろうか?

駆け抜けろ!マリンジェット!
波を切り裂くように疾走するマリンジェットは水遊びの花形と呼べる存在。遮るもののない水面で思うままに船体を操る爽快感は何ものにも代えがたいものだ。

マリンジェット
MARINE JET

船体下部の吸入口から水を取り入れてジェットポンプで水流を加速させるウォータージェット推進システムで走る”水上オートバイ”とも呼ばれるエキサイティングな乗りモノ。2人や3人で乗れるものも多いので、後ろに乗るのであれば免許がなくても楽しめる。


水面を切り裂くように進めるスリリングな乗り物

水上を駆け抜けるマリンジェットの姿は目にしたことのある人も多いだろうが、実際に体験するとなると、ややハードルが高く感じるかもしれない。マリンジェットを操縦するには特殊小型免許という船舶とは異なる免許が必要だし、購入しようとすれば小型のものでも100万円以上の出費となる。ただ、少し大きめのマリンジェットなら3人乗りが可能なものが多く、後ろに乗るのであれば免許は不要。そして、ヤマハが運営するレンタル・サービス「Sea-Style」を利用すれば、購入・所有するのに比べて驚くほどリーズナブルに楽しむことができる。

今回は猪苗代湖でレンタルで使用されるヤマハの『MJ-FX HO』というモデルの後ろに同乗させてもらったが、それでも水上を駆け抜ける爽快感は今までに体験したことがないほどのもの。ガードレールも信号もない湖の上をアクセル全開で駆け抜けていくスピード感と、どこでも走れる自由自在感は道路を走るバイクとは比べ物にならない。

湖上では遮るものが少ないので、アクセル全開で走ることもできる。“水上オートバイ”とも呼ばれるが、公道では絶対にできないアクセル全開の爽快感を存分に味わえる。

コーナリングの際も、マリンジェットはアクセルを開けっ放しで曲がっていく。水しぶきをかぶりながら、深いリーンアングルで曲がる気持ちよさはバイクに近いが、バイクと違うのはたとえ倒れてしまっても下が水だということ。もちろん、危険がないわけではないが、怪我をするリスクはアスファルトの上に比べると格段に少ない。転覆して水浸しになっても、笑っていられるレベルだった。

万一、転覆してしまっても下は水。ライフジャケットを着けていれば不安はないし、挺を元に戻すのも簡単なので、心置きなくビショビショになることができる。

特に今回体験させてもらった猪苗代湖は湖面に波も少なく、水もキレイなので水に浸かってもライフジャケットの浮力を利用して、そのままプカプカ浮いているだけでも気持ちいい。海水と違ってベタつくことがないのもうれしいポイントだ。

ハイパワーエンジンによるライディングも爽快だが、写真のようにライフジャケットを利用して湖面に浮いているだけでも最高に気持ちいい。

それでいて、Sea-Styleの会員であればレンタル費用は平日3時間で1万5000円〜とリーズナブル。次の記事で紹介しているように免許取得のためのサポートもあるので、大人の水遊びのスタイルとしてぜひ一度体験してみてほしい。

今回試乗したのはヤマハの『MJ-FX HO』。同社のスポーツバイク『YZF-R1』をベースとする4ストローク1800ccのエンジンは180PSを発揮し、条件にもよるが100km/h近いスピードを出せる。アクセルは右手側のレバーで、左手側のレバーを操作すれば減速や後進もできる「RiDE」システムを採用する。アクセルの操作はデジタル信号でエンジンに伝達する電子制御スロットルを装備。

※『デジモノステーション』2018年9月号より抜粋。

text増谷茂樹

photo松川忍
(d.365)
掲載:M-ON! Press