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Microsoft(マイクロソフト)海底データセンター帝国の野望やいかに!

今年6月、Microsoftはスコットランド沖に、サーバーがぎっしり詰まったタンクを沈めました。そして今、その海底の様子を世界中にライブ配信しています。こちらからMicrosoftの海底データセンターの様子を見に行くことができますよ(ネタバレ:とりあえずいつもお魚がたくさん泳いでいます)。

ていうかなんで海底に沈めているの?「プロジェクトNatick」

Microsoftの、海底に大規模なデータセンターを設置する実証実験「プロジェクトNatick」。27.6ペタバイト(27,600テラバイト)のストレージを海に沈めています。

そもそも、なぜわざわざ海底にデータセンターを設置したのか、と疑問に思いますよね。

それは、スピードと冷却がもっともたる理由。世界の人口のおよそ半分は沿岸から200キロ以内の場所に住んでいます。仮にデータセンターが人口が少ない内陸の田舎にあると、データを配信するにも時間がかかってしまいますよね。

Microsoftは、人口が多い場所の近くにある海岸にデータセンターを設置するクラウド戦略で、多くの人々にデータを速やかに配信できるだけでなく、冷却時のエネルギーも節約することを狙っているわけです。

それもこれも、AIを届けるため

Image: Microsoft

AIの真の力を届けるためには、今はクラウドが欠かせません」「インターネット・ユーザーの皆さんから1ジャンプの距離にいられるようになれば、我々の製品だけでなく、我々の顧客が提供する製品にも利益をもたらすことができます」と、Microsoft AI and Researchのピーター・リー副社長はニュースリリース上で述べています。

Microsoftによれば、この海底データセンターは100%再生可能エネルギーで可動しているとのこと。冷却コストが、エネルギー面と費用面からカットできるのも大きいですよね。

今は海底データセンターの周りを泳ぐお魚のライブ映像を見ても、「お魚かわいいなー」くらいにしか思わないかもしれません。でもいつか、この地に巨大で壮大な海底データセンター帝国ができて、海底で動くロボットが数千体働いている景色になったらすごくないですか? え、妄想にすぎないって?

Source: Microsoft via The Verge