東京都内の猫カフェで先月から今月はじめにかけて流行し、話題になった猫パルボウイルス。立川にある猫カフェでは、店内で飼育している一部の猫に感染しウイルスが蔓延。今月1日までに5匹の猫がウイルスで死亡しまったという。

 同店舗で初めてウイルス感染が確認されたのは先月26日深夜だったが、その後も営業を継続。27日、28日にも感染が確認されたというが、店舗のスタッフや以前働いていたという元スタッフらがSNSで告発するまで、感染の事実は伏せられていた。しかし、事態が発覚した後、その期間に店を訪れた猫を飼っている客の間で騒動に発展。人間が自宅にウイルスを持ち込んだ可能性があると、ネットで店舗が炎上する騒ぎになっていた。

 同店舗ではウイルス発生後、店内の洗浄を徹底していたというが、感染は広がっていった様子。では、猫パルボウイルスはどのようにして予防すればいいのだろうか。

 「猫パルボウイルスは猫のウイルスの中でも、最も恐ろしい病気のひとつです。感染後、腸や骨髄、リンパなどで増殖し、1〜2週間の潜伏期間を経て発症。激しい嘔吐や下痢などの症状を経て、血便も多くなり、発症から7日以内に死亡するとされています。子猫の場合は吐き始めて数時間で死亡するケースもあり、成猫で回復した場合でも便や尿などを通して数ヶ月に渡りウイルスを排泄します。これにより、多頭飼いの場合はすぐに感染が広がってしまいます」(動物ライター)

 感染力が強く、幼弱猫の死亡率は75〜90%とも言われる猫パルボウイルス。予防する方法はあるのだろうか。

 「ウイルスの治療法は基本的にはありません。しかし、ワクチンを接種していれば感染を防ぐことができます。動物病院で接種できるワクチンの中で最もポピュラーな3種混合ワクチンに含まれているので、飼育場所が室内でも、室外でも少なくとも3年に1回は受けるようにしましょう」(前出・同)

 ワクチン未接種で免疫のない個体へのウイルス感染率はほぼ100%と言われている。大切な愛猫のために、ワクチンは必ず接種するべきだろう。
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