一度はラインを越えて戻る芸術的一打に喝采「非現実的」「ナダルにしかできない」

 男子テニスのロジャーズ・カップは11日(日本時間12日)、シングルス準決勝で世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)が同38位のカレン・カチャノフ(ロシア)を7-6、6-4のストレートで下し、決勝進出。圧倒した強さの中で光ったのは絶品のバナナショットだ。カーブをかけて絶妙に決めた一打をATP公式中継サイト「テニスTV」が「ラファエル・バナ・ナダル」と題し、動画付きで公開。海外ファンから「ナダルにしかできない」「非現実的だ」「今夜のお気に入り」と喝采が沸き起こっている。

 これぞ、ナダルの真骨頂だ。サウスポーから放たれた芸術的な一撃がファンを魅了した。カチャノフのサービスの場面だ。

 強烈なサーブをリターンしたナダル。すると、左サイドのコートいっぱいに打ち込まれた瞬間だ。ナダルは走りながら左手一本でフォアハンドを炸裂。その時、巧みにボールに回転をかけていた。一度はサイドラインを越えるような軌道を描いたボールが再び戻ってラインぎりぎりいっぱいに決まったのだ。

 さすがにカチャノフもこれは拾い切れない。あまりのテクニックに会場は一躍、喝采。実況からは「オ~! ホッホ~」と感嘆の笑い声が漏れた。

 圧巻のバナナショットを「テニスTV」公式インスタグラムは「ラファエル・バナ・ナダル」は名前にかけ、ユーモアたっぷりに動画付きで公開。映像を観ると、サイドライン上を正面から捉えた角度では明らかに一度ラインを越えているが、再び戻ってきていることが見て取れる。目の当たりにした海外ファンも仰天している。

「老いることなし」「古典的なラファのショット」

「良すぎ」
「恍惚」
「老いることなし」
「トレードマークだ」
「ナダルにしかできない」
「古典的なラファのショット」
「非現実的だ」
「今夜のお気に入り」

 このようにコメントが相次ぎ、喝采を集めていた。試合も見事にストレート勝ちを飾ったナダル。まるでさび付くことがないテクニックで頂点を狙う。(THE ANSWER編集部)

ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】